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ビート・ホールディングスの経営権を巡る最終攻防!決戦の日は10月5日!

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ビート・ホールディングス・リミテッドの経営の主導権争いに決着が付く日がいよいよ近づいてきました。

その日時は、10月5日の臨時株主総会となる予定です。

ビート・ホールディングス・リミテッドは、Wowooという企業との友好的な資本提携を望んでいます。

しかし、ビートへの出資によって買収を目論んでいる香港籍の仮想通貨会社であるノア・アーク・テクノロジーズが、その前に立ちはだかります。

ビート・ホールディングスを巡る買収騒動

臨時株主総会の行方次第ではビート社が仮想通貨会社に変貌する可能性も出てきています。

  1. Noahグループとの資本業務提携を受け入れるのか
  2. Wowooとの資本業務提携を受け入れるのか
  3. NoahともWowooとも手を組まず、マッコーリーからの資金調達を行うことで独自路線を目指すのか

これらの提案は、どれも大規模な普通株式&新株予約権の第三者割当増資による資金の調達を予定しています。加えて、お互いに相容れない内容になっているため、株主は総会で、「いずれか1つのみを承認する」か、「いずれも承認しない」判断をすることになります。

9月に入ってからの目立った動きとしては、Noahグループがビートの株式数を14.88%から9.9%に減らしたことくらいしかありません。

それ以外のことはビート社からもWowooからも何の動きももありません。オーストラリア金融大手のマッコーリーも、何のコメントも発していません。

しかし、水面下で株式争奪戦が行われている可能性も高く、9月に入ってNoahグループが株式保有数を減らしたことは、10月5日の臨時株主総会の議決権の保有数に何ら影響を与えるものでもありません。

臨時株主総会の基準日は、2018年6月23日となっており、この時点での議決権の保有数に応じて株主投票が行われる予定です。

尚、定時株主総会の基準日は、2018年7月31日となっており、若干のズレがあることも気になります。
臨時株主総会で決議したことを、反対意見が強ければ、定時株主総会で軌道修正する余地を残しているつもりなのでしょうか。

これは一般的には考えにくいことですが、「誰がどのようにつながっているか分からない」のと、「情報を各関係者が全く出さない」状態では何とも言い難いのが実際の状況です。

ともかく、臨時株主総会直後の定時株主総会は、

  1. Noahグループが勝利し、レンCEOの辞任の儀式となるのか
  2. Wowooと提携してNoahグループを排斥する儀式となるのか
  3. マッコーリーからの資金調達を受ける手続きの場となるのか
  4. 上記3案が否決されて新しい独自路線の話し合いを行うのか

非常に大きな注目を集めることになりそうです。

株主総会への招集通知には、ノアの提案が可決されればビート社のレン・イー・ハン社長が辞任すると明記されています。

株主総会の開催場所は、

東京都港区六本木3-2-1
住友不動産六本木グランドタワー9階
「ベルサール六本木コンファレンスセンター」
「RoomC」

となっています。

尚、Noahグループは、Rafael Reyes氏、Tugbo Flora Sampaga氏、Mendoza Guido Castillo氏、Antiola Gil Arnaiz氏及びTariman Lemuell Sampaga氏の5名で構成されています。

彼らが個人的に6月22日までの過去のビート社の大株主と接点があるかどうかにも注目したいところです。

Noahグループは、すでにビート社の株式を9.9%持っていますが、新株予約権と第三者割当増資によってビート社の議決権の合計4割強を取得できるよう求めています。

これが実現した場合、アジアなどで仮想通貨技術を使った資金調達(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)を共同で実施する、と表明しています。

その一方で、ビート社はシンガポールのベンチャー企業であるWowooが最大3割強をビートに第三者割当増資で出資する提案を出しています。

Wowooは、日本の名証セントレックスに上場しているオウケイウェイヴが、マレーシアの海外子会社を通じて19%を出資しています。

詳しくは、こちらの2つもご参照ください。

Wowooと「感動を可視化」でコラボするオウケイウェイヴの魅力

「ビート・ホールディングス」が提携を望む「Wowoo」とは?!

ビート経営陣などによるビート株の保有比率は約14%ですが、総会の議決権獲得に向けたノアとビートの優劣は全く分かっていません。

最初は強硬路線だったNoahグループは、ビート社の議決権の51%取得を狙っていましたが、8月上旬に態度を軟化させており、出資比率を4割強に抑えると同時に、「ノア」という名前を入れた社名変更の要求を取り下げています。

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ノアコインに立ちはだかる二つの大きな関門

もしも、Noahグループが、ビート株の過半数を取得し、仮想通貨会社に鞍替えしてしまうと、東京証券取引所からの上場審査を受けない「裏口入学」ならぬ「裏口上場」となる可能性も出てきます。

さらに日本ではノアコインは仮想通貨としての地位がまだ不安定で、ホワイトリスト入りしていないという問題も残っています。

ホワイトリスト入り(警戒を必要としない対象のこと)した通貨とは、金融庁の認可によって登録業者が取り扱える仮想通貨のことを意味します。

つまり、ノアコインは「金融庁が完全に安全だと確認したものではない」ということです。

東京証券取引所も金融庁も真正面から許可したものではないノアコインが、正々堂々と東証二部に上場を維持できるのでしょうか。

あるいは、それを踏まえて、Noahグループが何らかの正式な手続きを打ってくるのでしょうか。

どちらにしても、東京証券取引所と金融庁という二つの大きな関門を通過するには、ノア側の誠実で真っ当な対応が求められるのは必須だと考えています。

ホワイトリスト入りの仮想通貨

Noahグループとしては、いずれは何らかの方法でホワイトリストの仮想通貨以外は認めない厳しい姿勢の金融庁の警戒心を和らげる必要があります。

以下が、日本で仮想通貨交換業者が扱うことを認可されているホワイトリストのコインです。(2018年6月8日現在)

仮想通貨名 単位
Bitcoin(ビットコイン) BTC
Ethereum(イーサリアム) ETH
Bitcoincash(ビットコインキャッシュ) BCH(BCC)
Qash(キャッシュ) QASH
Ripple(リップル) XRP
Ethereumclassic(イーサリアムクラシック) ETC
Litecoin(ライトコイン) LTC
Monacoin(モナコイン) MONA
Lisk(リスク) LSK
Counterparty(カウンターパーティー) XCP
Zaif(ザイフ) ZAIF
Bitcrystals(ビットクリスタル) BCY
StorjcoinX(ストレージコインエックス) SJCX
Pepecash(ぺぺキャッシュ) PEEPCASH
Fiscocoin(フィスココイン) FSCC
Caicacoin(カイカコイン) CICC
NCXC(ネクスコイン) NCXC
Zen(ゼン) Zen
Nem(ネム) XEM
Comsa(コムサ) CMS

もちろん、この中にノアコインは入っていません。だからこそ、「裏口入学」ならぬ「裏口上場」の声が囁かれているのです。

もし、臨時株主総会でNoahグループの意向が通った場合に、東京証券取引所や金融庁は、今回の事態にどう対応するのか、そちらの動向にも興味深いサプライズな展開が待ち受けている気がしています。

とはいえ、積極果敢にこれまで突き進んできたノアコインのことです。試行錯誤しながらもさらに拡大発展していく道を模索し続ける姿勢を貫いていくでしょう。

【追記】9月26日、ビート株を保有していたノア・アーク・テクノロジーズが全ての株を売却したと発表しました。ノアは10月5日に開くビートの臨時株主総会でノアへの新株予約権の付与を柱とした株主提案を提出しています。ビートはケイマン籍で、ケイマン諸島の法律に基づき、売却後も株主提案自体は有効だとしています。

ビート株を売り切ったノアの意向としては、ビート社のノアに対する否定的な態度を踏まえて、総会後に株式の保有絡みでステークホルダーと関係がこじれたり、世論からの心象が悪くなることなどを避けるべく、リスクを最小限に抑え込み、ノーリスク・ハイリターンで10月5日に臨もうとしていると考えています。

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