シーイーシー 銘柄コード:9692 東証一部上場 2460円
【9月14日最新情報】
- 工場自動化投資旺盛で好採算の自社製品や工場IoTシステム快走中です。
- 不採算案件解消や拠点統合が効き、採算が急改善しています。
- 情報セキュリティは自治体、民需開拓で進捗しており順調に増加しています。
- 営業益も増額で、最高純益となっています。
- 創立50年配当を出す予定です。
- 情報セキュリティは、認証技術持つ企業と連携してIT化が進む工場や電力などの民需開拓を積極的に進めています。
- 工場自動化も自動車など既存顧客に加えて新規産業開拓を計画中です。
目次
プラットフォーム戦略を取ることで第四次産業革命を目指す
1968年に設立の独立系システム開発会社でソフトウェア開発を主軸としており、社会基盤として高度なITインフラ構築が求められる中、利便性向上と情報セキュリティの両面から一貫したサービス展開を行っています。
製造業の工場自動化に向けたソリューションビジネスを得意としています。
最近では、社内の人材や資金面など積極的にリソースを集中させ、工場のICTプラットフォーム化やロボット制御SIに注力しています。
また、ネットワークの高度化やビッグデータ解析技術と人工知能等の発展にも力を入れています。
システムインテグレーションビジネス(※1)が売上の約半分を構成しており、特定の業種に絞ったシステム構築で大型案件獲得を目指しています。
特に金融分野向けのシステムインテグレーション以外に、官公庁及び通信事業者向けにSIを手掛けており、こちらは事業効率の向上ならびに改善を図っています。
(※1)システムインテグレーションとは、利用目的に合わせて,多種多様のハードウエア・ソフトウエア・メディア・通信ネットワークなどのなかから最適のものを選択し,組み合わせて,コンピューター-システムを構築すること。
また、社会のICTインフラ基盤構築でプラットフォーム戦略を採っており、データセンターやクラウドプラットフォームの分野をおさえつつ、セキュリティ関連も順調に拡大しています。IoT関連の工場監視ソフトや認証印刷ソリューションといった独自サービスで収益強化を図っています。
これらは、事業活動における生産性革命をもたらし、第4次産業革命の技術を実用化に結びつけることを目指しています。
インダストリーオートメーション(産業の自動化)とは?
スマートファクトリーと呼ばれる工場自動化
- 工場内すべてのロボットや設備のデータをIoTネットワークにより収集し、設備保全と製品管理を同時に実現すること
- 熟練した技術者の技術をICTで再現して匠の技術継承を担うこと
- 無人でセンサーを活用しながら工場全体を稼働させ、遠隔から管理できるよう3次元の位置測位システム開発
BtoBにおけるトップブランドの地位を確立しつつあり、加速度的に成長が見込めます。
情報通信インフラ中で次世代の技術革新が起こり、産業構造に大きな変化を引き起こす革新的な技術を持っていて、それが次世代のプラットフォームになる可能性を秘めています。
このことにより、かつて人類が経験したことがないネットワークでつながるIoT社会が到来することも予想されます。
日本のGDP成長率は長らくの間、低い水準にあり、デフレからも脱却できない状態が続いています。
OECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも一人当たりの名目GDPランキングは20位と後半以下に入っています。純然たる経済成長率に関しては29位と下から6番目です。
これらの背景には、人手不足で雇用が増えても実質賃金が上がらないこと、少子化や非正規社員の増加、未婚率の高さ、超高齢化社会の到来によって、労働生産性が低いといった課題が要因として挙げられます。
しかし、日本には、こうした困難な状況を打開できるだけの技術的ポテンシャルを有しており、それこそがこのシーイーシという企業だと考えております。
OECD経済成長ランキング(2017年)
2017年の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキングを掲載しています。
一人当たりのGDP = GDP ÷ 人口
当年の為替レートにより、USドルに換算している。
(出典:IMF - World Economic Outlook Databases 2018年4月版)
超スマート社会の到来で、誰もが快適な暮らしを営むことが可能となる
シーイーシーは次のような超スマート社会の構築も目指しています。
超スマート社会とは次のように定義されています。
- 必要な「モノ、サービス、人材」を、必要な時に必要なだけ提供し、社会の色々なニーズにきめ細やかに対応していくこと
- 全ての人が質の高いサービスを受けることができて「年齢、性別、地域、言語」といった違いを乗り越えて、活き活きと快適に暮らすことができる
このように、誰もが効率よく快適な生活が送れる社会を構築していくことを指しています。
このような社会の実現には、社会インフラの整備に限らず、仮想空間と現実空間の融合に寄与するAR(拡張現実)技術が重要になってきます。
このAR技術は、将来的にはあらゆる産業分野において浸透し、企業内での技術革新を引き起こして生産性の向上に寄与する可能性があります。
シーイーシーは、サイバー空間と現実空間の融合の進展にも尽力しており、まさに将来有望な企業だと言えます。
(出典画像:DX LEADERS)