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2024年・2025年・2026年のアメリカ金融市場と世界情勢の大変化の波を占星術から読み解く




惑星の活動から利益を得ているトレーダーが存在するというのは単なる噂話ではありません。

1900年代初頭、有名なウォール街のトレーダーであるウイリアム・Dギャン氏は、占星術のサイクルが金融市場の値動きと密接な相関関係があることに気づき、巨額の利益を上げたと伝えられています。

彼は小麦とトウモロコシの先物取引する際に、木星と海王星の周期的な活動を追跡しました。

今現在、多くのトレーダーや投資家がギャン氏の手法に倣おうとしていますが、カレンダー上で繰り返されるサイクルを探しているだけです。

彼らに欠けているのは占星術の要素であり、株式市場や為替と惑星周期の相関関係についてです。

1940年代後半にも、占星術を通じた惑星の数学的モデリングが株式市場に適用されました。

ところが、1950年代になると、イェール大学やハーバード大学の学者が金融市場に関する議論を支配するようになりました。

金融市場に影響を与える惑星の周期についての手法は、現代ポートフォリオ理論や効率的市場仮説のような学術的な概念に取って代わられました。

※効果的市場仮設とは、現在の市場価格は将来に対するあらゆる情報を織り込んだ上で形成されているという考え方のことです。

これらの学術的モデルは、投資は長期的なものであり、投資家は買って保有し、市場の浮き沈みを忘れるべきであるという見解を数十年間に渡って普及させました。

ところが、2000 年のITバブル崩壊と2008 年のリーマンショックで厳しい批判にさらされる結果となりました。

JPモルガンなど占星術を理解している金融業界の権力者にとって、この2つの時期は、個人投資家達の恐怖感情や、政府当局者の用意した救済策などによって、相場のトレンドと転換を狙って大儲けする絶好の機会だったのです。

少なくとも金融業界を牛耳る権力者の餌食とならないためにも、占星術について理解を深めておくことは非常に大切です。

今回は、木星と土星の周期、それにノードの周期について述べていきたいと思います。

テクニカル分析の始祖、ウィリアム・D・ギャン氏が利用した惑星のサイクル

ウィリアム・D・ギャン(William Delbert Gann)氏はアメリカ合衆国の投資家であり、トレーダーとして大成功を収めました。

日本でも、ギャン理論として名前はよく知られており、「ギャンの価値ある28のルール」は特に有名です。

デジタル情報がない時代にアメリカとイギリスの博物館資料まで精査し、独自の分析手法を数多く生み出しています。

ローソク足を使った「テクニカル分析の始祖」とも呼ばれています。

その中で金融市場における価格変動には周期性があることを発見しました。

緻密かつ適切な分析によって、トレードの勝率は8割以上という非常にハイレベルな成果を上げました。

1929年の世界恐慌を1年以上前に予測していたという伝説が残っています。

経済的な統計データだけでなく、聖書、数秘術、神秘学、占星術の研究も行っていました。

特に占星術では、木星と土星の周期を厳密に追跡していたのです。

木星と土星が接合(0度のアスペクトを形成)するサイクルは約20年です。

太陽の周りを一周する(公転する)のに、木星は約12年、土星は約29年かかるというサイクルがあります。

ギャン氏はこれらの軌道周期をさらに一歩進めて深く解釈し、19.86 年ごとに、黄道帯(黄道12宮あるいは黄道12星座)の特定の星座で木星と土星が接合(0度・コンジャンクション))していることに注目しました。

ギャン氏は、この19.86年の期間を「マスター・サイクル」と名付けました。

マスター・サイクルすなわち木星と土星の0度(コンジャンクション)の発生がトレンドの変化と関連しているのか具体的な事例を見ていきましょう。

NYダウで見る マスター・サイクルとトレンドの変化の関連

結論から言いますと、正確に木星0度土星を形成した時、ほぼ確実に金融市場は大きな価格下落に見舞われます。しかし、他の惑星間のアスペクトの影響もあって、その後まもなく回復したり、しばらくしてから大不況に転じる場合があります。

※アスペクトの誤差(オーブ)は0度~3度くらいで狭ければ狭いほど影響が大きく、5度~7度くらいまでを目安とするのが一般的です。

今回は、世界経済に最も影響を与えるアメリカのダウ・ジョーンズ工業株価平均(以下、ニューヨークダウ:株価指数と呼びます)に焦点を絞って解説します。

1901年後半の市場の低迷は、これら2つの惑星、すなわち木星と土星の0度(コンジャンクション)と完全に一致していました。

この正確な接合の後、アメリカのニューヨークダウ(株価指数)は、2つの惑星の距離が4~5度になった1903年9月に決定的な転換点を迎えました。

※この時期、景気拡大を象意する木星が、射手座の天王星(突発的な変化)と双子座の冥王星(破壊と再生)とそれぞれ90度のスクエアのアスペクトを形成し、天王星180度冥王星のアスペクトの影響が大きかったと言えます。

1920年頃のNYダウ

1920年、アメリカ経済は不況に見舞われました。木星と土星が正確に0度(コンジャンクション)となったのは1921年 8 月のことです。

この0度(コンジャンクション)を形成した後、ニューヨークダウ(株価指数)はまるで待ち行列に並んでいたかのように急に力強く上昇し始めました。

※この時期、魚座の天王星と蟹座の冥王星は120度(トライン)の吉角のアスペクトを形成しており、その影響が大きかったと言えます。

ニューヨークダウ(株価指数)は、2つの惑星がちょうど150度離れていた1932年に、1921年の安値にトライしています。

※この時期、牡羊座の天王星と蟹座の冥王星は90度(トライン)の凶角のアスペクトを形成しており、その影響が大きかったと言えます。

1940年頃のNYダウ

1940年後半、木星と土星が再び0度(コンジャンクション)となり、それぞれの惑星の逆行も重なって1941年5月までそのアスペクトを維持していました。

このように長い期間に渡って同じアスペクトを形成すると、その影響力は強くなるか、長くなります。

ニューヨークダウ(株価指数)は、1942年初頭に決定的な安値を記録しました。

※この時期、木星と土星は30度離れていたのですが、牡牛座(物質的安定)で土星(試練・困難・障害)が天王星(突発的な変化)と0度(コンジャンクション)を形成していたのです。土星と天王星の0度・90度・180度は不況や不景気と密接な関係があります。しかも双子座の木星は乙女座のノードと90度(スクエア)の凶角を形成していました。

1961年頃のNYダウ

1961年4月、木星と土星が再び0度(コンジャンクション)となりました。 ニューヨークダウ(株価指数)は最終的に、2つの惑星の距離が22.5度になった1962年半ばに安値の転換点に達しています。

1961年4月

1981年頃のNYダウ

1981年の春、木星と土星は正確に0度(コンジャンクション)となりました。実際の金融市場の高値のピークは数か月前に到来していました。

1981年4月

この頃のアメリカ経済は農業輸出の減少、作物価格の下落、金利の上昇などで深刻な不況に見舞われており、事業倒産が大幅に増えています。

2つの惑星が1度離れただけの正確な0度(コンジャンクション)で、ニューヨークダウ(株価指数)が転換点となる安値を記録したのは1982年8月の時でした。

※この時期、火星(積極性・投機性・トラブル)と木星(金融資本)は0度(コンジャンクション)を形成し、金星(豊かさ)と冥王星(破壊と再生)は90度を形成していました。

その後、9月に入ると木星がノードと120度(トライン)の吉角となるだけでなく、12月以降に木星が天王星と0度(コンジャンクション)になったことをきっかけに大規模な強気相場に発展しました。

政治的な経済政策としては、1983年にロナルド・レーガン大統領のレーガノミクスの効果が顕著に現れ始めたのです。そのため、失業率が低下し、景気回復が進み、アメリカ経済は復活していきました。

そして、ニューヨークダウ(株価指数)の上昇は2000年6月の次の木星と土星の0度(コンジャンクション)まで持続していきます。

2000年頃のNYダウ

2000年6月、木星と土星は0度(コンジャンクション)となりました。

2つの惑星が8度離れた1月にニューヨークダウ(株価指数)の最高値が更新されました。

2000年6月

この 2000年6月の0度(コンジャンクション)と新しいマスター・サイクルの開始に続いて、ニューヨークダウ(株価指数)が転換点となる記録的な安値に達したのは2002年10月になった時でした。

2002年10月

この時期に社会現象として何が起こっていたかというと、いわゆるITバブルの発生です。

ドットコムバブルとしても知られ、インターネット関連の株価が急騰し、多くの投資家が株式市場に参入しました。しかし、一部の企業は過剰評価されており、ITバブルは崩壊していきます。

※この時期、ノードと冥王星は180度(オポジション)を形成し、木星(金融資本)と海王星(バブル的膨張)も180度(オポジション)を形成していました。

2020年頃のNYダウ

2020年12月、木星と土星は、米国大統領選挙で不正選挙の疑念によるゴタゴタが生じた時期に0度(コンジャンクション)を形成しました。

土星(試練・遅延・困難)と冥王星(宿命)が0度(コンジャンクション)であるため、権力移行(大統領の決定)がスムーズにいかないと読み取れます。権力の象意は木星と冥王星の0度(コンジャンクション)です。

※大統領選挙に関しては、2021年3月にウィスコンシン州の集計結果を無効にすることを求めた訴訟が連邦最高裁により却下されたことで全ての裁判が終了しています。

金融市場は数か月前、つまり2つの惑星の距離が12度あった2020年3月下旬にすでに大幅な安値を記録しています。

2020年3月

この歴史的な転換点は、新型コロナウイルスのパニックによる暴落として長く記憶されることでしょう。

こうした事実から、角度の誤差が全くなく、正確に木星と土星が接合するタイミングの数か月前あるいは1年半後までに金融市場に大きな転換点となることが分かってきます。

ギャン氏が発見した20年周期説は景気循環のサイクルとして的を得ていたと結論付けられるでしょう。

次の土星と木星の0度(コンジャンクション)は2038年に起こります。

「20×3=60年」という長い時間の流れにおける精密な惑星の周期

少しだけ見方を変えていきます。

20年ごとの木星0度土星のサイクルは、大きな社会的変革をもたらすタイミングではあっても、株価指数の高値・安値のピークとはややずれがあり、ぴったりと景気の天井や天底といった転換期と重ならないケースがあるようです。

社会的変革の一例として直近の2020年では、リモートワークなどのデジタル・トランスフォーメーション(DX)化が進みました。

景気循環の周期のみで見ていきますと、ギャン氏のマスター・サイクルが3回繰り返される60年のサイクル(20年×3回)が景気の天井や天底のサイクルと一致することが分かってきます。

例えば、

・1961年4月に木星と土星は山羊座の後半で0度(コンジャンクション)を形成しました。

・1981年の0度(コンジャンクション)は天秤座で発生しました。

・2000年6月の0度(コンジャンクション)は牡牛座で発生しました。

・2020年12月の0度(コンジャンクション)は水瓶座の0度で起こりました。

1961年の0度(コンジャンクション)は木星と土星が7度しか離れていません。

このことは、60年という長い周期を経て、歴史が再び韻を踏み始める可能性があることを示唆しています。

景気の循環における60年間サイクルの具体的事例

60年間のサイクルで改めて具体的事例を挙げることとします。

アメリカ株式市場は1929年暴落後の安値を1932年に記録しました。

→それから60年が経過し、1982年は非常にパワフルな強気市場の始まりとなりました。

1937年はアメリカ株式市場の一時的なピークを迎えました。

→その60年後、1997年のアジア通貨危機が発生した後に2000年のITバブルと呼ばれる一時的なピークを迎えました。

金融市場の最低値は第二次世界大戦真っ只中の1942年に記録されています。

→60年後の2002年もアメリカ同時多発テロ事件の影響で記録的な株安が発生しました。

暴力的なエネルギーが渦巻き、人々の心が不安と恐怖に満ちていたことが、景気を冷やしていた共通点となります。

1949年に再び最安値が記録されました。

→それから60年が経過し、リーマンショックの影響で2009年3月の安値が出現しました。

1961年後半は金融市場の転換点となりました。

→さらに60年が経ち、2021年末も同様に金融市場の転換点を迎えました。

アメリカのニューヨークダウ(株価指数)は 1962年の安値から1965年にかけて力強く回復しました。高い経済成長、低い失業率、そして比較的緩やかなインフレを実現できた時期であり、この時代を「アメリカの黄金時代」と呼びます。

このパターンは、2023年後半から2025年にかけて株式市場に明るい傾向が見られる可能性があることを示唆しています。

2022年時点では、コロナ禍からの回復がもたらした供給不足だけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻が始まったことで、小麦やエネルギーなど商品市場全体の価格が上昇してインフレが過熱しました。その結果、景気後退への悲観的な意見が多勢を占めていました。

ところが、2023年11月になると景気のハードランディングの懸念は和らぎ、アメリカのニューヨークダウ(株価指数)は大きく上昇しました。

このように、景気の循環において、コンドラチェフの波と同じく60年周期は緻密に当てはまっているのです。

いくつかの壊滅的な地政学的な状況(イスラエルとハマスの紛争の拡大など)を除けば、金融市場は2024年も引き続き回復力を示す可能性が高いと思われます。

60年間サイクルが見られるのは金融市場だけではない

60年ごとの循環サイクルは、金融市場に限らず他の分野においても見受けられます。

ワシントンの国防総省ビルの建設は、1941年 9月11日に開始されました。

それから60年後の2001年9月11日、国防総省はアメリカ同時多発テロ攻撃の標的となったのです。

1964年の夏、トンキン湾事件が発生し、ベトナムへのアメリカ軍の関与が加速しました。そこから泥沼のベトナム戦争に突入していったのです。

さらに60年を加えてみると、2024年は、数年単位の広範囲に及ぶ世界的な緊張となる地政学的な出来事が起こるのでしょうか?

各国の忍耐強い和平交渉の努力にも関わらず、イスラエルとハマスの紛争は中東全域に広がる可能性を秘めています。

ギャン氏は木星&土星の20年周期だけでなく18.6年周期も活用していた

ギャン氏のマスター・サイクルに加えて、金融市場(そして世界の不動産市場にも)に強力な影響を与えている感受点があります。

月のノース・ノード(以下、ノードと表現します)は、黄道帯(黄道12星座)の輪の周りを逆行しながら一周するのに18.6年かかります。

ノードが特定の星座を通過する時期に、経済景気循環が最低点に達する

ノードが他の特定の兆候を通過しているとき、ビジネスサイクルは最も強くなる

この景気循環を支持する著名な権威は、英国のイギリス人の経済学者フレッド・ハリソンです。

彼は出版した著作の中で、1700年代の産業革命にまで遡るこの長い経済サイクルについて論じています。

彼の代表的な著作としては『Power in the Land』『Boom Bust 2010』があります。

18年サイクル論者として、アメリカの住宅バブル崩壊の時期についても述べています。

しかし、ハリソン氏は学問の世界での敬意を保つために、彼は黄道帯(12星座)とノースノードとの関連性に言及することを辞めてしまいました。

ノードの18.6年周期

ギャン氏も扱っていたノードの18.6年周期は、事業活動の拡大と縮小や財務・金融レベルの主な傾向を示してくれます。

特にノードが12星座の中で不動宮と呼ばれるサイン(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)に入ると、株式市場の重要なポイントに到達します。ノードは常に逆行しているので、各星座を時計回りに動いていきます。

以下に詳しく見ていきましょう。

ノードが山羊座:ビジネス活動は下から上向きになる。

ノードが射手座:ビジネス活動は下から通常レベルに向かって上昇へと進み始める。

ノードが蠍座:ビジネス活動は上昇へと向かう。あるいは通常レベルに達する。

ノードが天秤座:ビジネス活動が通常レベルを超えて、さらに上昇へと向かう。

ノードが乙女座:ビジネス活動はもっと高度な上昇傾向になる。

ノードが獅子座:ビジネス活動が非常に活発な時期で。最高点に達する。サイクルの頂点。

ノードが蟹座:ビジネス活動は非常に高度な活発状態から通常レベルに向けて低下に転じる。

ノードが双子座:ビジネス活動は通常レベルを維持するか、通常レベルに向けて低下し続ける。

ノードが牡牛座:ビジネス活動は通常レベルの範囲だが、経済は減速し始め、下降傾向である。

ノードが牡羊座:ビジネス活動は通常レベルを明らかに下回り始める。

ノードが魚座:ビジネス活動はサイクルの底に近づいている。

ノードが水瓶座:経済活動の最低点に達する。ビジネス活動の極度の低下。サイクルの天底。

このように、ノードの水瓶座は経済活動の最低点であり、18.6年のサイクルが完了することを意味します。

ノードが水瓶座に在住する時に本当に景気循環サイクルの天底になるのか、疑問に感じられた方も多くいることでしょう。

しかし、投資に関わっている誰もが青ざめるような出来事がノードが水瓶座に在住した時期にありました。

その代表例は、リーマンショックであり、その前段階としてのサブプライム・ローン問題が深刻であることが分かった時です。

ニューヨークダウ(株価指数)は、2007年後半に徐々に下落し始め、2007年12月下旬~2008年1月にかけて勢いよく下落しました。

この2007年12月下旬(冬至)の天空上の惑星の配置が、まさにノードが水瓶座に入った時期と重なっていたのです。(ノードが牡羊座から水瓶座0度にイングレス)

この時期のチャートは、投機性を意味する火星と木星の180度(オポジション)があり、木星(金融資本)が冥王星(破壊と変容)と0度(コンジャンクション)でした。

さらに、火星と冥王星も180度(オポジション)であり、大きなトラブルを招く要因であることを示唆しています。

そのため、2008年9月に起こるリーマンショックに向けて、火に油を注ぐ原動力となったのでしょう。

2009年7月にようやくノードは水瓶座から山羊座に移行し、ニューヨークダウ(株価指数)は上昇トレンドに転換してきました。

この時期の木星(金融資本)は海王星(膨張)と0度(コンジャンクション)であり、ようやくニューヨークダウ(株価指数)は1万ドルを回復して落ち着きを取り戻したのです。

この同時進行で起こる惑星の配置を踏まえても、ノードは単独で全てを決定する力を持つとは限らず、他の惑星とのアスペクトによってその影響力は左右されます。

ノードがどの星座にあるかに関係なく、経済活動の傾向に良い影響を与える二次的要因は以下の通りです。

木星がノードと0度で結合している

木星が土星・天王星・海王星・冥王星のいずれかと好ましいアスペクトである

冥王星はノードに対して60度や120度など好ましいアスペクトである

ノードがどの星座にあるかに関係なく、経済活動の傾向に悪い影響を与える二次的要因は以下の通りです。

木星が土星・天王星・海王星・冥王星のいずれかと好ましくないアスペクトである

土星がノードに対して0度・90度・180度のいずれかである

天王星がノードに対して0度・90度・180度のいずれかである

冥王星がノードに対して0度・90度・180度などの好ましくないアスペクトである

 

2020年以降のの経済・社会情勢とノードの関連

経済が緩やかに緩和していた2020年初頭、ノードは蟹座にありました。

上記の二次的な悪要因はどれも作用していませんでした。

このため、新型コロナウイルスのパンデミックには、本格的な経済危機を防ぐための大規模な政府による財政刺激策と中央銀行による金融緩和策が行われました。

ノードが2022年初めに牡牛座に入ると、経済は激しい逆風に直面し始めました。

こうした逆風は、新型コロナウイルス感染症後のサプライチェーンの寸断、インフレの上昇、イールドカーブの平坦化、ロシアのウクライナ侵攻によってさらに強まります。

この時期に金融市場の専門家達はまもなく景気後退について話し始めたのです。

2022年3月の春分の頃から、土星はノードに対してハードな90度のスクエア・アスペクトを形成しました。

土星とノードが90度(スクエア)のアスペクトは、すでに減速している経済に悪影響を及ぼしました。

株式市場全体にわたる大きな売り圧力の波は2022年6月下旬まで続きました。

さらに、土星は2022年6月4日に逆行に転じました。

そうこうしている間に、株式市場に影響を与える力の手綱は天王星に引き継がれ、天王星はノードとの接合(0度・コンジャンクション)に向けて接近し始めました。

天王星とノードの正確な接合は7月27日に起こりました。

この正確なコンジャンクションが完了すると、天王星とノードはゆっくりと遠ざかりました。

とはいえ、両方ともにゆっくりと動くので0度(コンジャンクション)としての許容範囲であるオーブ(角度の誤差)3~4度の状態を維持しました。

この接合の影響によるネガティブな期間は、株式市場にさらなる弱気の波を引き起こし、それは2022年10月まで続きました。

2022年後半の時点でノードは牡牛座の13度にあり、2023年半ばには牡羊座に入る準備ができていました。

冥王星は2023年4月にノードに対して不利でハードでスクエアなアスペクトを形成しました。

この冥王星とノードの90度(スクエア)のアスペクトが、金融メディアの間で経済減速に関する話題を盛んにさせる要因となったのです。

ところが、2023年5月28日になると、木星がノードと接合(0度・コンジャンクション)を形成し、ニューヨークダウなどの株式市場では、過度な景気後退の懸念が少し和らいでいきます。(大きな痛みを伴うハードランディングから悪影響の少ないソフトランディングへの期待感)

そして、2023年末になると、冥王星はノードとの結合から遠ざかり、景気後退の懸念が払拭される機運が高まっていきます。(悪影響の少ないソフトランディングから悪影響がほとんどないノーランディングへの期待感)

実際のところ、2023年10月下旬には、アナリストや金融メディアによる景気後退に関する話題がすっかり減少しました。

2023年にハードランディングと景気後退を予測していた悲観論者らは、その考えを2024年後半に先送りしたのです。

2024年6月まで、アメリカ株式市場は驚くほど好調でした

占星術を知らない悲観論者が見落としていたのは、少なくとも2024年7月頃まではノードに対して土星や冥王星の不利な側面が薄く、木星からの恩恵的サポートが効いていたことです。

市場はAIインフラとテックの躍進に牽引され、2025年秋にかけても米主要指数は史上高値圏を維持。S&P500とダウは過去最高値を更新し続け、強気の地合いを裏づけました。

日本市場の潮目も変わる

長くデフレに苦しんできた日本もまた、転換の風を受けています。
日経平均は2024年3月、ついに4万円台の史上最高値で大引けを記録。

ガバナンス改革、円水準、そして世界的テック連鎖が背骨となり、投資家心理を押し上げました。
誰もが半信半疑のまま、数字だけが着々と新しい現実を刻んでいったのです。

木星×天王星コンジャンクション~拡張と興奮の連鎖

この強さの根には、2024年4月の木星と天王星の0度(コンジャンクション)があります。

天王星は興奮とブレークスルー、木星は拡大と繁栄。両者の接合は、歴史的にも「高値更新の推進力」として知られ、数か月にわたって効果が持続することが多い。

生成AIブームはまさにその象徴でした。
2024年2月にはOpenAIのサム・アルトマン氏が「最大7兆ドル規模」のAIエコシステム構想を模索と報じられ、世界の資本が次の産業階層(レイヤー)へと流れ始めたのです。

2025年前半~現実の点検フェーズへ

星は常に片方だけを照らすわけではありません。
2024年12月から2025年6月にかけて、木星と土星は90度、木星と海王星も90度を形成します。

この配置は、過剰な期待に対する現実の点検を意味します。

企業倒産、不動産の信用イベント、為替の変動、資本の逃避。
市場はここから、楽観と不安の波を交互に描きながら、新しい均衡点を探っていくでしょう。

ノード魚座入り~物質世界の終わりと始まり

ノードは2025年1月29日、春分点(牡羊座0度)を離れ、魚座に入ります。
物質世界の終わりとはじまりが重なるこの瞬間、社会の価値観は漂白され、境界線が描き直されやすくなります。

さらに2025年6〜7月、そして2026年2月には、土星と海王星が牡羊座初期度数で接合(0度)。
魚座末期で溶かされ、牡羊座冒頭で生まれ直す。
サイクルの継ぎ目で起きるのは、「現実(土星)」と「理想(海王星)」の大規模な調整です。

今回の接合は2025年半ばにタイトになり、2026年2月20日に牡羊座0度で完全合。
これは黄道の始点での合であり、稀少な“時代の胎動”の合図といえます。

政治経済の二重構造~トランプ関税と市場心理

米国では2024年11月の政権交代を経て、関税と産業政策が強化され、ヘッドライン主導の相場が続いています。

指数は高値を維持しつつも、その内側ではセクターの勝ち負けが激しく入れ替わる。

AI関連が市場を牽引する一方、「AIインフラ投資の負債化」「オフバランス資金」「期待の先行」に対する警句も増加。

高値の祝祭の内側で、冷静な投資家はキャッシュフローの裏付けを吟味しています。

天王星×冥王星トライン~変化を受け入れる回路

2025年7月、天王星と冥王星がトライン(120度)に向かい、破壊と創造の回路が滑らかに結ばれます。

新技術や新制度が、抵抗ではなく受容の速度で社会に浸透する時期です。

ただし、2026年に天王星が双子座入りしてノードとスクエアを形成する頃には、社会秩序の安定が試されやすくなる。

技術の加速と社会の分断が同時進行する局面では、経済の歪みや地政学的緊張が増幅するリスクもあります。

ここで土星×海王星の合がネガティブに作用すれば、信用・統計・通貨システムのゆがみが表面化しやすくなるでしょう。

アメリカの運命線~84年サイクルの再始動

1776年の建国ホロスコープにある双子座の天王星は、2027年に向けて84年サイクルの回帰点を迎えます。

独立戦争、南北戦争、第二次世界大戦。

すべてがこの天王星サイクルと呼応してきました。
2026〜27年は、社会の回路が組み替わる危うさと可能性を併せ持つ時間帯です。

2023年10月に始まったガザ紛争は、火星と冥王星の凶角が象徴する極端な力の衝突の再演でもあり、その火種はいまだ鎮まっていません。

風の時代~情報・ネットワーク・分散の骨格へ

2021年のダボス会議で掲げられた「グレートリセット」は、社会がもはや元の姿に戻らないことを受け止めるための合言葉でした。

そして、2020年12月の木星・土星が水瓶座0度で接合した瞬間から、風の時代、つまり「情報・ネットワーク・分散」への移行が始まっていました。
240年ぶりの「社会の骨格の交換」は、すでに進行しているのです。

現実と理想のすり合わせ

AIと半導体、データセンター、サプライ網再編の勝者たちが指数を押し上げ、アメリカも日本も高値圏。

しかし、金利・為替・在庫・債務・統計のどれかが軋めば、強さの物語はすぐに書き換わる。
木星と土星のスクエア、木星と海王星のスクエア、そして牡羊座0度での土星×海王星の合。
この三つ巴は、「期待」と「実体」のズレを点検するために存在しています。

実務への翻訳~信頼を再構築するために

指数全体の楽観を避け、キャッシュフローと受注→稼働 → 現金化の導線で裏付けを持つ対象に分散・段階的に投資する。

越境コストと関税感応度、為替の波、在庫の回転を四半期ごとに点検する。
家計なら、固定費と外貨建て支出の耐性を上げ、金利上昇へのゆとりを持つ。

そして、数字で測れない信頼,、「人との連携と現場の健全さ」を取り戻す。
市場が光を語るときほど、私たちは影を整える必要があるのです。

資本主義経済に対する信頼の行方

価格は未来を先取りし、生活は今日を映し出す。
土星(現実)と海王星(理想)が牡羊座0度で重なるとき、
私たちは「何を信じ、どの物語を生きるのか」を選び直すことになる。

次の均衡へ向かう道は、派手な革命ではなく、
各人の誠実な選択の総和によってのみ形になる。
市場は強い。けれど、信頼こそが最後に残る通貨である。

惑星が描く地図~2025〜2027の背景

2026年2月、土星と海王星が牡羊座0度で重なります。
約36年ぶりの接合であり、しかも黄道の始点での合は、紀元前4361年と紀元前1742年以来、実に3000年ぶりの出来事です。

それは「理想(海王星)」が「現実(土星)」を再構成する瞬間であり、
社会の枠組みそのものが更新される。

いわば文明の再起動のような時間です。

このアスペクトは、理想を現実に織り込むのか、それとも現実が理想を押し潰すのか、という選択を迫ります。

楽観的に働けば、AIや再生エネルギーなど「理想的技術」が社会の基盤に融け込み、制度の刷新が進む。

しかし、悲観的に出れば、制度不信や経済不安、イデオロギー対立が噴出し、
「夢を見失った現実」が露わになる可能性もあるのです。

同時期、天王星と冥王星がトライン(120度)を形成します。
この二つの星が調和するとき、社会の深層で更新プログラムが穏やかに動き出す。

破壊と創造、過去と未来が摩擦なく接続され、
新しい秩序や技術革新が自然に受け入れられる流れが生まれます。

この調和は、2025年夏から2026年春にかけて持続し、
AI・医療・バイオ・クリーンエネルギーなどの分野で、
「革新が制度と共鳴する」現象が顕著になるでしょう。

一方、ノード軸(ドラゴンヘッド)は2025年1月末に春分点を通過し、牡羊座から魚座へと移ります。
物質世界の終わりとはじまりが重なるこの通過点は、
社会の集合意識が新しい方向へ舵を切るサインです。

そして2026年夏、ノードは水瓶座へ。
個の欲求から、共感と共有を軸とする集合意識への移行が進みます。
理想的には分散型ネットワークや共感経済の発達を促し、
人とAI、地域と地域が共鳴の知性をもってつながっていく。
しかし、負の方向に働けば、群衆心理の暴走や情報戦、陰謀論の拡散といった、
信頼構造の崩壊へと傾きかねません。

さらに2026年7月、天王星は双子座に入ります。
情報・通信・交通・通貨システムを根底から変えるトランジットです。

これは米国建国(1776)のホロスコープに刻まれた天王星の帰還サイクル(84年周期)とも重なり、独立戦争・南北戦争・第二次世界大戦と同じ「国家の自己再定義」の段階に入ることを示します。

AI、量子通信、分散通貨といった情報の秩序が再構築されるか、
あるいは監視・検閲・通信遮断といった情報の戦場化が進むのか。
この天王星の動きが、次の文明の骨格を決めると言っても過言ではありません。

その直前、2025年春から初夏にかけては、木星が双子座末期で土星・海王星と90度のスクエアを形成します。

拡大を象徴する木星が、制限と霧の象意を持つ二星と衝突する時期。
株価や通貨、不動産などの過剰な楽観は、ここで現実によって点検されるでしょう。
もし健全に作用すれば、金融調整はソフトランディングし、
再分配や社会的バランスの是正が進みます。
しかし、過剰な膨張が続けば、信用収縮や資本流出が連鎖し、
世界経済に一時的な冷却をもたらすことも考えられます。

こうして見ていくと、2025年から2026年にかけての惑星配置は、
「信頼の再定義」「制度の崩壊」同時進行する複合局面です。
どちらに振れるかを決めるのは、星ではなく人間そのもの。
現実と理想をどう接続するか、その選択の総和が社会の未来を形づくるのです。



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