今回は2週間分を振り返ってみたいと思います。
この2週間のキーワードは「中国」
恒大集団の問題や、電力不足の問題など、中国から聞こえてくる話が何やら世界経済に打撃をあたえそうなものばかりです。
直接中国元の売買をするわけではありませんが、中国マネーの影響を大きく受ける国・・・オーストラリアやヨーロッパ諸国などの為替のに影響が出てくるものなのです。
特に今回影響が顕著だったのが、恒大問題が表に出てきた時。ヨーロッパ系の通貨が下落しました。
ほんの数日の間で済みましたが、ファンダメンタルズはやはり為替に影響が出るので無視できないなと思わされます。
それでは、そんな2週間のポン円の動きを振り返ってみてみましょう。
Contents
ポンドドル日足 天井圏での攻防
まずは日足です。
恒大問題で・・・と書きましたが、日足レベルでの影響までは出ていません。
高値圏で、やや下降気味の横ばいが続いています。
赤色で引いた水平線ラインがとても効いていて、9月の4週目も5週目もまたタッチしにききました。
でも、しっかりと下抜けはさせない。鉄壁のように強いラインです。
しかし、最近はタッチされる頻度もあがってきたので、この攻防によって突破されるのか、もしくはこれだけタッチしても割れないということで上昇していくのかといった節目に近づいているのではないかと思います。
何度も水平線チャレンジをしている間に、移動平均線は横ばいになってきました。
移動平均線にローソク足が絡む状態といえば・・・そうレンジです。
赤の水平線をしっかりと下抜けするようであれば、下降トレンドが発生するかもしれませんが、それはもう少し先になるかもしれません。
もしかしたら、中国のもうひとつの問題、電力問題がトリガーになる可能性もあります。
電力不足は中国企業や中国企業と取引のある会社だけではなく、中国に工場を置く企業にも影響が出ます。
10月にどんな動きを見せてくるのか楽観視はせず注意をしておくことが資金を守ることにつながります。
ポン円4時間足 技(フォーメーション)の出し合い 売買攻防
4時間足では、フォーメーションに色を付けてみまいした。
相場はこうやって売りと買いとの攻防によりたくさんんのフォーメーションを連続で紡ぎだしています。
上側にトレンドラインを引いていますが、上側は緩やかな下降。
そして下側は赤い線・・・ディセンディングトライアングルの状態ともいえます。
ディセンディングトライアングルとは
ディセンディングトライアングルとは、三角もち合いの1種で、下側が水平線、上側が下降のラインの三角もち合いです。
このディセンディングトライアングルが出現した場合、下にブレイクアウトする可能性が高いといわれています。
そして、ブレイクアウトをしたときに、ベースの幅(この図でいう黄色の部分)ぐらいその方向に動く可能性が高いともいわれます。
あくまでも確率論の話ですが。
この三角もち合いの中で上に行ったり下に行ったりしているので、ラインに近いところでは次々にフォーメーションが出現しています。
色を塗っていないところとかにも色々出ているのですが、わかりやすい形に色をつけました。
フォーメーションとは反転サインのこと。この形が天井圏または底値圏で出現したら反転するサインだと言われているものです。
天井圏や底値圏以外でもバンバン出るので、形が出たら反転!と思わない方がいいですけれど、一つの目安にはなります。
フォーメーションを見る練習にはうってつけの2週間でした。
私自身は数々あるフォーメーションの中でも好きな形は山尊(&逆山尊)。今現在ももしかしたら逆山尊作りかけかもなあといった形をしています。
ポン円1時間足 形成中のフォーメーションに注目
直近付近を1時間足で見てみると、フラッグを出しながら落ちてきて、またまた赤水平線にタッチしました。
そのあと、200MAまで戻したけれど、200MAにそれ以上上は止められているような感じです。
そして、この形・・・2つめのフラッグ根本あたりを肩としてネック&ショルダーができかけているようにも見えます。
(左肩と頭ができたといったイメージ)
右肩ができて逆山尊完成となるか、またまた赤ライン下抜けを試しにくるか・・・という見方をしています。
これも形成中なのか、実はWボトムでもう仕上がっているのか・・・というのは誰にもわかりません。
でも、そういったひとつひとつの材料を元に「こうなるのではないかな」「こうなったらこうエントリーしよう」と戦略を立てるのがFXをするにあたってとても重要なのです。
そして重要なことがもうひとつ。その戦略は外れることもあるとしっかり肝に銘じておくこと。
そうでないと見えるものも見えなくなり、損切をしないといけないような局面でお祈りトレードをして含み損を悪化させてしまうのです。
視点を切り替えられる器用さも必要です。
では、来週も頑張っていきましょう!