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【テクニカルチャート分析】NYダウが半年で20%下落率&3万ドル割れした後、重要なレジサポ転換ラインに到達。その後大幅上昇のトレンドを形成!

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2022年6月16日のNY株式市場(ニューヨークダウ)は30,000ドルを割れて引けました。

30,000ドルを割り込んだのは1年5か月ぶり、特に6月13日からの週は大きな下降でした。

 

MT4のチャートで見ると、緑の水平線ラインがちょうど30,000ドルのラインです。

そして赤いライン(下)が、コロナショック前ぐらいのドルの値で、コロナショックの安値あたりからフィボナッチリトレースメントを引くとだいたい38.2%付近のゾーン。

週足で見ると、この1年5か月が高値圏であったことがよくわかる。コロナバブルとも言われているゾーンとなります。

38.2%なので、比率的には比較的浅い戻しの位置ですが、このあたりで支えられて再び上昇に転じるのか、もみ合うのか、はたまた割り込んでくるのかといった重要なゾーンに割り込んできました。

日足で見るニューヨークダウ

上昇トレンドの転換部分の攻防を振り返ってみます。

最高値をマークした直前の安値(押し安値)は、ダウ理論でも重要な安値。

赤線を引いた部分です。チャートを見てもネックラインとして、とても意識されています。

そのネックラインとネックラインを割り込んできた安値を結んだラインを基準にチャネルラインを引くことができます。

①ネックライン付近の攻防 上下に髭を出しながら売り勢と買い勢の攻防の激しさが見て取れます。

②ネックラインを割り込み高安値切り下がり ②の安値はフィボナッチリトレースメント23.6%付近でもあります。また、前に上昇途中にマークされた安値ラインでもあります。

③再びネックラインを上抜けするも高値を超えられず 買い勢も頑張りを見せ、ネックラインを上回りましたが、Wトップを形成し、再びネックラインを割り込んでいきました。

④ネックラインを割った後、再度上への動きを見せましたが、結果的にリターンムーブになり、ネックラインを上にぬけられませんでした。

⑤チャネルラインを下抜け チャネルラインも下抜け、フィボナッチリトレースメント38.2%も髭で割ってきました。また、800SMA(単純移動平均線)も一旦反応したものの割り込んできています。

日足レベルでは今後、レンジ相場に移行するか、上昇あるいは下降トレンドになるかは今のチャートでは判断できません。しかしながら、チャネルラインを下に割ってコロナショック前の重要ゾーンに調整が入ってきたので、一旦は反発を見せる可能性が高いです。

週足で見るニューヨークダウ

今度は週足でNYダウのチャートを見ていきます。

2022年1月の最高値36,952ドルから約7000ポイント下落し、6月17日時点では29,888ドルとなっています。

その最高値からフィボナッチエクスパンションを引くと、現在は161.8で奇麗に止まりました。

ただし、すぐ下に赤線で示されている200SMA(単純移動平均線)があります。

日足の①~⑤で考察した通り、これまで大きな下降トレンドとなりましたが、ここの200SMAで止められるか、揉んでレンジ相場になることがシナリオの一つとして考えられます。

その後、急反発するならば、日足チャートのチャネルラインの中に戻って、フィボナッチリトレースメントの23.6あるいは38.2まで回復することが考えられます。あるいは、降りてきた75SMAに値がタッチする辺りです。

とは言え、アメリカの住宅市場に厳しい状況(住宅ローン金利上昇)が出始め小売り売上高が減少に転じていることなどから、幅広い業種の企業収益が悪化する可能性も高いでしょう。

問題となるのは、アメリカの景気減速懸念今後も利上げを予定しているFRBの動向をニューヨークダウはどのように織り込んでいくかです。

上記チャートで確認できる通り、この価格帯は2019年~2020年にかけてレジスタンスライン(抵抗線)とサポートライン(支持線)となっているため、強力に意識されるポイントであり、そこを突き破って下落していくには、さらなる過激な悪材料が必要です。

【2022年8月17日更新】

アメリカの景気減速懸念が高まっている中、FRBの利上げペースが弱まるのではないかという観測が広まっており、NYダウは勢いのある上昇トレンドとなっています。

チャネルラインを超えて、日足の200日移動平均線も超えてきました。上昇トレンドなので最安値の始点から最高値の終点にかけてフィボナッチリトレースメントを引くと、38.2で一旦止められました。さすがに調整が入りそうな段階に入ってきましたが、バカンスシーズンである8月相場は基本的に大口の資金があまり入っていないことが多いので、急に雰囲気が変わるかもしれません。

アメリカが不況に突入したのかどうか、利上げによる金融引き締めの効果を確認するのは時間がかかります。そのため、結論を早急に出すにはいかない状況です。

注目すべきポイントは4つあります。

1.アメリカのCPI(消費者物価指数)がピークを付けた可能性が高い
2.FRBの政策金利はまだ2%台であり、CPIの前年同月比8.5%とは差が大きい
3.インフレ懸念はウクライナ情勢を受けて、2022年末~2023年まで続きそう

これらを踏まえた上で、ニューヨークダウは今後の値動きを形成していくことになるでしょう。

【2022年9月11日更新】

勢い良く上昇したものの、ニューヨークダウはパウエルFRB議長のジャクソンホールにおける講演で1000ドルを超える大暴落となり、その後少し反発しました。

2022年1月15日の最高値と6月15日~20日の最安値を結んだフィボナッチリトレースメントでは、61.8まで戻し、その後23.6で止まり、38.2に向かって上昇しているように見えます。

日足、4時間足共に移動平均線600MAで止まっている状況ですが、このブログで取り上げた下降トレンドのチャネルラインの上を超えにいくか、あるいは4時間足の移動平均線200MAの上を超えてくるかが焦点となりそうです。いずれにせよ、今は上昇トレンドとなるか下降トレンドとなるか瀬戸際の段階にあると考えられます。

また、4時間足で見ると、直近高値の33945ドルの辺りには非常に強力な移動平均線1400MAがレジスタンスラインとして機能しています。

まだまだ完全な相場環境の好転には大きな壁が立ちはだかっていると

ドル円 週足

下降トレンドが続いている株に対し、ドルの価値は対照的です。

FOMCでインフレを鎮めるため0.75%という大幅な利上げが決定され、円に対してドルの価値は更にうなぎ上りで上昇しています。

日銀は低金利政策維持の方針を示しているので、円が上がる理由がないのもまた円安を推し進めている要因のひとつです。

NYダウが30,000ドルを割った6月16日、ドル円は一時135円台まで上昇しました。

7月のFOMCでも0.75%の利上げが示唆されているので、為替については一時的には調整が入ったとしてもまだ上昇する可能性が大いにあるのかもしれないと思います。

【2022年8月17日更新】

ドル円は1ドル=139.3円の高値を付けた後、米国債金利が3%を割り込んで推移し、1ドル=130.8円まで下落しました。しかし、インフレ退治のためにFRBは今後も利上げを続けるのは明らかであり、じわりとドル高傾向になっています。

次のターゲットは600MAと800MA(移動平均線)が重なる1ドル=135円です。勢いが激しい値動きは落ち着いていますが、エネルギーを溜めて大きなトレンドが発生するのか引き続き注視したいと思います。

【2022年9月11日更新】

ドル円は24年ぶりとなる1ドル=144.8円の高値を付けた後、日銀の黒田総裁と岸田総理が面会したとの報道を受けて1ドル=141.5円台調整しました。

9月の重要イベントとしては、

9月13日21時30分 米国8月消費者物価指数(CPI)

9月21日27時00分 米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表

9月21日27時30分 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見

があり、これによってドル円は大きく上下に振れることになりそうです。

1ドル=144.8円の高値は一旦の目標達成となった模様ですが、1998年に1ドル=147円を付けているので、それを第2ターゲットとしてヘッジファンドは動くかもしれません。

当時は、ロシアがルーブル切り下げを行ったことで、LTCMという大手ヘッジファンドが大損失を被り、その結果、金融危機を招きました。

その時とは状況が全く違いますが、ドル高円安にロシアが関係しているという点に関しては一致しています。

ということは、ウクライナ情勢の根本的な変化、具体的にはロシアがウクライナに対して戦闘行為を止めることが円安を食い止めるきっかけになる可能性があります。

現在、ロシア国内でも反プーチン派の動きが目立ってきており、モスクワの地区議会はプーチン大統領の辞任を要求しています。

こうした一つ一つの積み重ねがプーチン政権の弱体化や崩壊を招くならば、世界中の行き過ぎたインフレや為替相場の変動は落ち着くことも想定されます。

ドル円チャートの4時間足レベルでは、まだ移動平均線25MAやボリンジャーバンドの-2σにサポートされています。

もう一度上昇するには、フィボナッチリトレースメントの38.2あるいは50.0まで下押しする方が上に向かうエネルギーを蓄積しやすくなります。

「山高ければ谷深し」という相場の格言がありますが、それは、大きく急上昇すればするほど、必ずその後に大きく下落する危険があるという意味です。逆に、深く下落し続けた後には大きな上昇もあり得ることを示唆しています。

9月のドル円相場はボラティリティ(価格変動の幅)が大きくなりそうです。



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