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健康的な心の状態・ポジティブな意識・幸福感こそが良好な運気を引き寄せる!

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アメリカの超エリート大学の学生に対する約12年に及ぶ調査を行ったところ、全体の80%の若い学生が鬱(うつ)症状を体験したことがあるという報告があります。

つまり、人間は、何も対策を取らないで流されて生きていると鬱(うつ)になりやすい性質を持っているかもしれません。

鬱(うつ)とまでいかなくても、気分の落ち込みや意欲の減退、やる気の喪失、自信の欠如、前向きに行動する勇気が出ないなど、いわゆるネガティブな感情に心が圧倒されて、ポジティブな意思決定や選択が出来ない、といった経験を持っている方は、多いのではないでしょうか?

実際に、ポジティブに考え、行動することは、良好な結果を招く、というデータも数多く出ています。

心の病理だけではなく、健康的な心の状態について詳しく知ることが大切!

フロイトやユングに始まる精神分析は、人間の心の病理を起点に研究されてきました。それは今でも主流派ですし、大いに役立っている貴重な学問であることはまちがいありません。

しかし、最近になって注目を集めていいる、「健康的な心の状態」についての研究とその成果を知っておくべきだと思います。

そのためにも、上記の調査で、鬱(うつ)にならなかった残りの20%の学生達がどんな大学生活を送っていたのかは、大いに参考になることでしょう。

彼らは、活き活きと、幸せそうに毎日を過ごしており、ユーモアを大切にし、生きるのが楽しいという感覚に溢れていました。

そして、何よりも、学業における成績や目標を達成するための生産性に優れていました。加えて、新しいことにチャレンジする意欲や困難にぶち当たっても立ち直る力など、全てにおいて、学生全体の平均値を完全に上回っていたのです。

こうしたポジティブな精神性を維持し、健康的な心の状態を保つことは、人生を生きる上での大きな優位性を持っていると断言できます。

こうした優位性は一体どこから来ているのでしょうか?

また、そのメカニズムを知ることで、否定的な気分に陥っている人達に達成感や成功体験を与えることはできないでしょうか?

その研究に関する成果を述べて行きたいと思います。

幸福感こそが社会生活、プライベート生活の優位性を引き寄せる

研究による結論として、人間の脳はいつでも誰でも変わることができます。

心が前向きな状態に変化する可能性があるのではなく、前向きな状態に変化することは完全に可能なのです。

幸福感を抱くことは、人間の脳と身体組織に生きていく上で必要な競争優位性をもたらしてくれます。

成功するから幸せを感じるのではなく、幸せを感じているから成功する、ということが、最近の心理学の研究で分かってきました。

「幸せ」という言葉は、非常に漠然としていて扱いにくいものでした。主観的で、明確な定義がなかったからです。そのため、社会的に成功したり、経済的に発展したりすることがはっきりとした根拠なしに、人生の幸せと関係があると信じられていたのです。

ところが、ポジティブ心理学の研究が進むにつれて、「幸せである」とは、「喜びを感じる」「夢中になれる」「意味を見出すこと」の3つの要素が全てが満たされている状態と定義されるようになってきました。

また、何かを実行する前に、「ほんの少しの時間」幸福度を高める行為を行うことで、「作業効率が高まる」という結果が出ています。

また、ポジティブな感情を10種類に分類しますと、

「喜び」「感謝」「安らぎ」「興味」「希望」「誇り」「愉快」「鼓舞」「畏敬」「愛」

というふうに区別できます。

過度なストレスを感じている時は、幸福感に視点を移し、その感覚を高めることで、ストレスを軽減あるいは解消することが出来ます。これをストレスと幸福感の「打ち消し効果」と呼びます。

幸福度を高める方法として、次のようなものがあります。

①1日5分の瞑想をする

②何かを楽しみにする習慣を作る

③意識して人に親切にする

④机の上に家族の写真を飾る、暴力的な番組を見ない、といった、幸福感が生まれやすい環境を整える

⑤定期的に運動をする

⑥レストランで食事したり、コンサートに行くなどの「コト消費」、「経験に伴うお金の使い方」をする

⑦他者へのアドバイスが得意、小さな子供の相手が上手い、といった風に、「自分ならでは」の固有の強みを日々の生活の中で発揮する

※こうすることで、自分の人生をコントロール出来ているという「自己効力感」が生まれます

新しいリーダーシップ論の登場

 幸福論をベースに置いたリーダーシップによって、大きく業績を伸ばしている会社があります。

①グーグル

休憩室にテレビゲームを設置したり、廊下でスクーターに乗れたり、カフェテリアに専門的なシェフを用意するなど

②アウトドアメーカーのパタゴニア

就業時間内でも好きな時間にサーフィンに行ける

このように、職場の中で自由で解放的な要素を溶け込ませることは、ほんのひと時の幸福感かもしれませんが、それこそが、仕事における大きな効率や創造性をもたらし、モチベーションを高めることになります。

部下を褒めたり、認めたりするリーダー(上司、指導者)は、評価せず、褒めないリーダー(上司、指導者)に比べて、会社の業績が31%高まったというデータもあります。

部下を評価せず、愚痴ばかり言い、非難ばかりするリーダー(上司、指導者)は、会社の将来を悪い方向に導いていることを危惧しておいた方が良いのかもしれません。

何故なら、ネガティブな意見や経験を打ち消すためには、その3倍のポジティブな意見や経験が必要となるからです。これは仕事の生産性を高める上で、極めて重要なことだと認識すべきです。何気ない習慣化された不満の態度が、会社の業績を悪化させている恐れがあるのです。

また、チームの能力を最大限に発揮するためには、ポジティブとネガティブの比率が「6:1」が理想的です。ポジティブばかりでネガティブを見て見ぬふりをすることは、着手すべき課題に取り組もうとしなかったり、社内で発生している深刻な問題解決を遅らせる場合があるからです。

ビジネスにおけるポジティブなフィードバックも大切です。

ビジネスのフィードバックとは、主に、部下の仕事に対して行うリアクションのことを指します。

例えば、部下に仕事を任せて、彼が仕事をやり遂げたとします。すると、どのような結果が生まれたのかを把握し、「振り返るべき点はあったのか」「もっとこうすれば良かった」といった助言を行うことです。

フィードバックを積極的に行うことは、部下の成長に繋がるだけでなく、お互いの信頼関係が増して、目に見えるポジティブな業績として変化が現れます。

マインドセット(心の持ち方)を変えて仕事で成果と実績を上げる

同じ現実が目の前にあっても、自分がそれをどう捉えるかによって、ポジティブにもネガティブにも受け止めることが可能です。

例えば、幼い子供が高い所から落ちて泣きそうな瞬間に、その子の憧れだった「ユニコーンみたいに着地した」という情報を与えることによって、泣きそうになっていた顔が、困惑の顔へと変化し、笑顔へと変わったというケースです。

起こっている事実は同じであっても、それに対する印象や解釈を変えていくことはいつでも誰にでも出来ます。

これは、身体的な苦痛と精神的な喜びが葛藤を経験した後で、痛みよりも喜びが勝ったという事例です。

人間の脳は一度に多くの情報を処理できない不器用さがあるので、何か一つのモノの見方を選択しなければなりません。

経験の中で生じた痛み、ストレス、不安に注目してフォーカスし続けるか、感謝、希望、回復への期待などを意識的に選択することで、起きた現実の感じ方を前向きに移し変えることが可能です。

ある実験では、75歳の男性グループに自分達が55歳の時の情報を与え、1週間に渡って55歳になりきって生活をしてもらう環境を作りました。

すると、脳内のイメージが75歳から若返り、柔軟性・姿勢・記憶力など多くの分野で3歳若返る結果となったのです。

別の実験では、一定の時間、歌を歌ってもらったところ、その時間を長いと感じる人と短いと感じる人に分かれました。

さらに、掃除機をかける女性に対し、「掃除には運動効果がある」と知らせて掃除したグループと、知らせなかったグループでは、数週間後の体重とコレステロール値に大きな変化が出たのです。

こうした実験データは、「事実や出来事」として体験した同じ時間を苦痛と感じたか、逆に楽しさやりがい、目的意識、こうすれば前に進める、という肯定的な感覚を感じたかによって、同じ時間を過ごしていても、心や身体、人生に与える客観的な結果が違ってくることを意味しています。

自己肯定感は時間を有効に使える

ポジティブで自信や活力に溢れている人々は、マインドの力をフルに使いこなし、時間を有効に扱うことが出来ます。

「自分の仕事をどう捉えるのか」が実際に「それをどう経験するか」を決める重大な要素となるのです。

忙し過ぎるワーカーホリックの人は、なるべく生産性を上げようとします。しかし、そのためにプライベート生活の自由な時間や運動する時間、家族と過ごす時間やリラックスする時間に罪悪感を覚えてしまい、仕事から離れていても、「くつろぐ、安らぐ」ことが難しくなります。

ところが、このような心理状態で働けば働くほど生産性は落ちていくのです。

余暇や急速が与えてくれる恩恵は、極めて大きな力になることを忘れてはいけません。

仕事に対する適切なマインドセット(心をどのように設定するか)は、「どれだけ自分の能力を信じれられる」かどうかと相関関係にあります。

人生全般あるいは社会生活における成功とは「自己達成的な予言」とも言い換えることが出来ます。

自分が決めた目標を達成できると信じる人は、大きな結果を創造することが可能です。

しかし、無力感に苛まれ、自信がなく、自己不振に陥っていると、もちろん良い結果は出ません。

難しい仕事や困難に立ち向かう時は、成功する理由をより多く探し出し、自らが成功したイメージを総動員することが大切です。

そうすることが、自分が状況をコントロールできている、という感覚と優位性を与えることにつながります。

自分に足りない能力ではなく、自分が持っている長所、利点、才能、重要な能力のことを考えるように努めましょう。

過去において、似たような状況を乗り越えてきたポジティブな経験について考えたり、自分の具体的な強みに注目することが最高の結果につながるのです。

中身のない空っぽの自己肯定を無意味にするのではなく、充分な努力をしながら、自分が本当に得意なことに注意を集中してください。

その都度、自分ならではの「固有の強み」を探し出し、今ここで使えそうなものを選択していくのです。

自分の持っている能力は、使えば使うほどに、今以上にさらに向上させられることを知りましょう。

「人間は生来の素質、適正、興味、性向によって異なるが、適正と経験を重ねることで変化し、成長していく」と柔軟に考える人は、常に能力が向上していきます。

それに対して、そう思っていない人は、折角のチャンスや成長のきっかけを逃してしまい、常に劣った結果しか出せていません。

この違いの原因は、「努力すれば結果が出る」と信じることです。それによって「圧倒される無気力感」に屈しない姿勢が求められます。

こうした観点から、幸せな状況及び幸福感は、自らが創りだすものだ、という結論に至ります。

受動的な勤務者・専門職者・天命を生きる者という3種類の仕事人

言われた仕事をこなす勤務者:仕事は単なる作業で給料は報酬である。いつも次の休みが待ち遠しい。

専門職に従事者している人:技能を高めてさらに成功したいと考える。常に良い仕事をしていたい。

天命を担っている人:仕事そのものが生きる目的であり、充実感の源泉である。報酬が得られるからではなく、その仕事が世の中のためになり、自分の強み、才能、利点を活かすことが出来る。仕事に有意義さと目的意識が十全に感じられるので深い満足感を味わう。

職種に限らず、その人がどう感じているかで仕事に対する姿勢が分かれます。

その結果、成果や業績は、感じ方、受け止め方によって大きく差異が生じてきます。

仕事に幸福感が感じられない人は、職場や職種を変えるのではなく、マインドセット「心の在り方の設定」を変えることを目指してください。

そして、自分が行っている仕事がどんな意味や喜びがあるのか、について考える習慣を身に付けましょう。

自分の人生の目的を考える際に、個人的な目標や価値観と仕事を結びつけることで、「有意義さ、意味がある」という感覚が生まれるのです。

仕事を、お金のためだけと見なしたり、意味がない、無意味である時間を過ごす場と考えていたら、モチベーションは下がり、成果もなかなか出にくくなります。

「現在、関わっている仕事の目標と意義は何か」、をまず考え、「これを達成したらどうなるか」「自分個人にとって意味があると思えるもの」に到達するまで、マインドマップ的に矢印(→↑)を書き出していくことをお勧めします。

すると、自分独自の人生の大きな目的を発見して、新たなモチベーションが湧いてくることになるでしょう。

習慣化された無意識の心のパターンに注意!

長時間あるパターンを習慣的に続けることで、脳の神経回路が形成されてしまい、無意識のうちにそのパターンをしてしまうようになります。

この傾向は良い場合も悪い場合も出てきます。

(例)非難する気持ちが前面に出やすくなる。愚痴ばかり言う。不平不満を並び立てる。前よりも良くなっている点は絶対に見ようとせず見ず、重箱の隅をつついて悲観的になる。会合、ミーティングでは常にネガティブな結果ばかりを予想する。

これらは自ら進んで否定的な見解を伝えようと思っている訳ではなく、長年の訓練によって特定の能力が鍛えられた結果であって、本人に全く悪気はありません。

迷惑メールを自動的にゴミ箱に入れて削除するように、ポジティブな情報に気付かないままゴミ箱に移動され、「存在しないも同然」という作り上げられた現実があるだけなののです。

人間は自分が「見ようとしているもの」しか目に入らない

(例)スポートをしている最中にパスの回数を数えるよう指示をしたら、ゲームの途中で大きな動物が乱入してきたことに気がつかない。歩行者に道を尋ねた際に、他を見た瞬間に質問者が素早く入れ替わっても気がつかない。特定の車を買おうと決めた途端、町中に同じ車が走っているのに気がついた。

全く同じ出来事を目撃しても、見る人間によって違う解釈をするだけでなく、見ている視野自体が違うことが分かってきました。

自分の思考がネガティブな見方だけで染まっているとしたら、自ら人生の地獄を創り出している様なものです。

脳がポジティブな状態を拾い上げ、可能性を最大化するためには

そのための条件として、「幸福」「感謝」「楽観性」が必要になります。

運の良し悪しは、「自分が自分のことをどう思っているか」で決まってくるのです。

自分は運が良いと思ってる人達で構成されるチームと、自分は運が悪いと思っている人達で構成されるチームに新聞を渡し、その中に何枚の写真があるかを数える作業を指示しました。

2項目に文字で「この新聞の写真は50枚」と書いてあっても、自分は運が悪いと思っている人達で構成されるチームは気が付きません。

さらに「数えるのを止めて、代わりにこのメッセージを見たと伝えれば300ドルをあげます」と書いていましたが、この情報さえも見逃したのです。

 幸運をつかむためのポジティブな習慣を身に付けるためにどうすれば良いか

実際にチャンスや成功のきっかけは誰にでも平等に用意されています。

運が良いと思っている人と運が悪いと思っている人の違いは、「幸運を拾い上げることができる能力」があるかどうかにかかっているだけです。

「今日起こった3つの良いこと」を決まった時間に思い出し、ノートに書き留めるのが望ましい方法です。それに感謝できれば尚更良い効果が得られるでしょう。

毎日毎日、欠かさずに反復することでポジティブな脳の思考回路と習慣化された行動を鍛えていくことができます。

再起する力、復活する力、再生する力の重要性

失敗や挫折が他人を強くし、より成長させるには「何が起こったか」ではなく「その経験から何を得るか」「その経験から何を学ぶか」を見つけられるかどうかに左右されます。

「下降の勢いを利用して、上昇に転じる」の具体的な事例を取り上げてみましょう。

(例)ウォルト・ディズニーは「創造性が足りない」という理由で編集者の仕事を解雇されました。しかし、ディズニーランドという世界一の創造性の発信源を生み出すことに成功しました。

「もうギターバンドは流行らない」という理由で、ビートルズはレコード会社の執行役員から追い返されました。しかし、イギリスでの流行だけでなく、世界中で愛されるバンドとなりました。

マイケル・ジョーダンは高校の時バスケットボールチームから外されましたが、アメリカを代表するスター選手になりました。

これらの人々を成功に導いたのは「再起力」「復活する力」「再生する力」の信念です。占星術の観点で言えば、冥王星の破壊と創造、変容の力ともリンクしています。

マイケル・ジョーダンは、「何度も何度も挫折したが、それが今の成功を手に入れることにつながった」と語っています。

ポジティブ心理学の専門家は「失敗は出来るだけ早く、度々するほうが良い」と述べています。

「失敗に対処する方法は、実際に失敗を経験しそれを切り抜けることでしか学べない」とも言及しています。

「無力感」「敗北感、挫折感」「自分への無価値感が人生を傷つける

(例)どうしても逃げられない状態でベルを鳴らし、犬に電気ショックを与え続ける。すると、状況が変わり、逃げられる状態になっても犬はベルが鳴っても逃げるのを諦めて電気ショックを受ける選択をする。

人間も同じで、ある分野において大きな「無力感」を体験すると過剰学習が起こり、他の分野でも諦める心境になります。そして、人生そのものが、失敗ばかりで上手く行かない状況に至るのです。

社会活動の一つである仕事での挫折が、人生全体の挫折に結び付くのは、こうした「無力感」や「敗北感、挫折感」「自分への無価値感」が原因です。自分が歩んでいく全ての道は失敗へと通じており、何を行っても無駄だという悲観主義や鬱症状へと発展しやすい傾向があります。

悲観的になる人は、そうした事態を「大々的で永続的に続いていく」と考えているに対して、こうした辛く厳しい状況を克服している人は、「この状況がいつまでも続くことがない」と楽観的に考えていることが分かってきています。

その客観的な違いのデータとして、悲観的な人と楽観的な人とでは、達成する売上げが平均値で37%も違うことが分かっています。最も楽観的に人と悲観的な人を比べると、88%も業績に差がありました。

困難をチャンスに変えるにはどうすれば良いのか!?

困難や試練を、より良い方向に変えていくためには、次のような方法が効果的です。

「困難な状況、逆境」に対する冷静な問いかけ

自分が持っている「信念・観念・思い込み」の確認

「起こった出来事」に対する自分の「信念・観念・思い込み」に気付く

「信念・観念・思い込み」に対する「内的な反論」

「困難な状況、逆境」が訪れた時、自分の「信念・観念・思い込み」はどう考えますか?

どうしてそれが起こり、それが将来にとってどんな意味を持つのでしょうか?

それは一時的なもので限定的な性質のものなのでしょうか?

それとも、永続的で大々的なものなのでしょうか?

「困難な状況、逆境」な状況に対する解決法を分かっているでしょうか?

それとも、解決そのものは不可能なものでしょうか?

ここまでを、まずは冷静に、そして客観的な観点で、自分自身に問いかけられる心境に持っていく必要があります。

この困難や逆境は、「短期的なもので、成長の機会であり、人生のわずかな一部分にすぎない」と自信を持って疑うことなく思うことができれば、「起こった出来事」を単なる固定化された「困難や逆境」ではなく「成功のチャンス」に転換させることができます。

その一方で、悲観的に物事が更に悪くなると信じてしまうとネガティブな結果をもたらしてしまいます。ネガティブな結果を導いてしまった場合には、自分自身の「信念・観念・思い込み」に対して「内的な反論」を行う必要があります。

まず、自分が持っている「信念・観念・思い込み」に対して、単に自分が信じているだけで事実そのものではないと言い聞かせる「内的な反論」が大切です。

そして、声に出しながら誰かと議論しているかのように、

「そう信じる証拠が実際にあるのか?」

「完璧に間違いなく立証できるのか?」

「誰がそんな理屈を言ったら納得できるのか?」

「客観的に見てそんな考え方は言い訳にしか聞こえない」

「他にもっと説得力のある解釈はないのか?」

「もっと適切な反応の仕方はないのか?」

などの形で自分自身に「信念・観念・思い込み」が本当に正しいのかどうかを質問する姿勢が大切です。

そして最後に、今の状態が本当に悪い状態であったとしても、「内的な反論」を行う前に感じたのと同じくらい悪い状況に感じているかを考えてみましょう。

これによって、最初に思い込んだ時よりも「絶望的でないこと」を自分に時間をかけて分から、身体レベルで腑に落ちるように納得させていくことが可能となります。

「起こった物事は大抵の場合、自分が思うほどには悪くない」というのが基礎生理学に元づく事実です。

失恋をした人が「二度と立ち直れない」と思っても、ある一定の期間を過ごすと自然に回復していきます。

いわゆる「免疫力の軽視」「心の治癒力を軽視」しているだけで、「自分の乗り越えられる力」を忘れている、ということを思い出す作業が大切です。

人生に対するコントロール感覚を取り戻すために

どんなに大きな目標であっても、まずは小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げていく姿勢が大切です。

仕事においても、家庭においても、「自分が自身の運命の主人である」という感覚は幸せと成功をもたらす最も大きな推進力となります。

自分が人生をコントロールしていると考えられることで、他人や環境のせいにせず努力が可能となり、自分への信頼感を強くするのです。

人生に対するコントロール感覚が乱れると「感情のハイジャック」が起きてしまい、同僚や身内に暴言を浴びせたり、絶望感に打ちのめされたり、気力ややる気が失われたりする傾向があります。

自分自身でその状態をはっきりと認識し、自分の気持ちを言葉で表現することが役に立ちます。

そのアプローチの仕方として、日記を書くことでも、信頼できる友人に話すことでも構いません。

その次のステップとして、人生の中で自分がどの部分をコントロールできていて、自分はどの部分をコントロールできていないかをリストアップして見極める作業を行います。

そうして、自分が置かれている状況を整理した後、すぐに達成できそうなゴール・目標を一つ特定していきます。

行動の範囲を決めて、エネルギーと努力をその一点に集中させるのです。

洗車をする際に、ホースの先を潰して、小さい範囲に水圧を集中させて汚れ(=困難や逆境)を洗い飛ばすイメージを思い浮かべてください。

それが上手く行っているという手応えを充分に感じた後に、徐々に水を当てる範囲を広くしていきます。こうして、自分の行動が、結果に対して直接影響することを心に再学習させていくのです。

準備もなく、唐突にフルマラソンを走ることは不可能です。

それと同じく自分に過剰な期待をかけたり、他人にかけたとしても、目標が実現不可能な程に大きいものだと、無謀なランナーと同じように苛立ちと閉塞感だけで挫折することになりがちです。

この状態では、「無気力感」の下降スパイラル(=不の連鎖、悪循環)を引き起こし、目標が手に届かないところに遠ざかってしまうのです。

「あまりにも簡単なゴール設定をしてください」と言っているのではありません。とはいえ、途中で意欲を削いでしまうような難しいゴール設定をするのでもありません。

適切で段階的なゴール・目標設定をすると良い結果が生まれます。

変化へのバリアを最小化して悪い習慣を良い習慣に変える

今まで知っていても出来ていないことを行動に移すことは難しいものです。

例えば、睡眠は8時間取った方が身体に良い、家族と過ごす時間が大切ということなど、知っていても実行できないことは非常に多いものです。どうすれば簡単に出来るようになるのでしょうか?

①まず、「私たち人間は習慣のかたまりにすぎない」ということを強く認識します。

②良い方向への変化を維持する鍵を握っているのは、望ましい行動を習慣化することです。

③毎日、少しずつ出来る範囲で努力を行い続けていきます。

④新しい習慣を作り出す際に、「変化のための活性化エネルギー」(=新しい行動や習慣は心の抵抗感を生み出します)を如何にして最小限に抑えられるかが継続するための大きな鍵となります。

そこで、新しい行動や習慣を実行する時は、できるだけ「20秒以下で出来る状態」を作っておくように努めましょう。

⑤もし21日間(=3週間)、やり続けることが出来れば習慣化されやすくなります。

前もって自分で「あれもこれも」という選択肢を減らすようなルールを決めておくと、迷うこともなくなり、実行に移しやすくなります。すると、望ましい行動が徐々に習慣化されていきます。

そのための具体的な方法として次のような形で行います。難しく考える必要はありません。

食べ過ぎを防ぐために、少量取り分けた後は手が届きにくいところに故意に置いておきます。最初の設定モードを新しい習慣が始めやすい環境条件にしておくのです。いつもついテレビを見てしまう人は、テレビのリモコンの電池を抜いておきます。運動を始めたい人は、朝起きてジョギングをすぐ出来るようにトレーニングウェア&パジャマ兼用で寝ます。

社会とのつながりという効果的な自己投資

孤立感や孤独感に悩まされている人、自分に自信が持てない人は、周囲からの支えや励ましを最高レベルの資産とするように心の在り方を転換していきましょう。

周囲の人間関係が「幸福感を最大限に高める」ための最大の投資となるのです。

豊かな人間関係があればこそ、幸福度や仕事の成功にも大きく関わることを多くの研究結果が示しています。

周囲の支えがあるかないかで、並みの平凡な成果しか出せないで終わるか、自分の可能性を最大限に活かして成功できるかがはっきりと分かれます。

ポジティブ心理学では、自分にとって役に立ちそうに思えることが、周囲に与える影響力はさらに大きいと考えています。これを「幸せの波及効果」と呼んでいます。

ただし、人間が変わるのに最も大きな力を持っているのは、自分自身であり、本人そのものなのです。自分自身が実践することが何よりも重要で、自分が変われば、周囲の人達が自然に変わっていきます。それが自他が置かれている環境要因をも変えていくことにつながるのです。

これまで取り上げた重要なポイントは、確実に相乗効果をもたらします。そのため、ただ1つだけを取り入れて実践したのでは、上手く行きません。

もし、ポジティブ心理学が提言する内容を活かせれば、とても良い形で周囲の人の人生にも影響が及んでいきます。

一人の態度や行動が幸せへ変化することで、同僚や友人、家族などの関わる人々に、直接影響するだけでなく、友達の友達の、その友達というような二次的、三次的な関係まで波及して広がっていくのです。

その効果が見込める人数は少なく見積もって約1000人です。

自らがより幸福感に満ち溢れ、社会的に成功するように努めれば、周囲にいる約1000人の生き方を改善できる可能性を引き出すことにつながります。

どんな大成功も小さな第一歩から始まります。

さあ、皆さんも、これまでに取り上げた内容を少しずつできる範囲で実践していきましょう。それこそが、自分の人生のため、家族のため、職場の同僚のため、愛する人のために必ず肯定的な効果を生み出すことでしょう。



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