キャッシュレス決済という言葉をよく耳にするようになりました。
キャッシュレス決済とは、その言葉のとおり「キャッシュ=現金」「レス=無」の決済。
現金を使わない決済方法のことを指しています。
では、そのキャッシュレス決済とはどのような種類があるのでしょうか。
この記事ではキャッシュレス決済の種類と違いや、今まで現金派だった人におススメのキャッシュレス決済についてご紹介しています。
それではどうぞ(^-^)ノ
目次
キャッシュレス決済の種類
ひとことにキャッシュレスといっても、サービスが乱立状態。
大きく分けて3種類に分かれます。
- カード型 (クレジットカード/デビットカード/プリペイドカード)
- 電子マネー (非接触型ICカード・スマホ決済)
- コード決済 (スマホ)
2月現在、上記よりもまだ増えています。選択肢が多いほど、人は悩むものです。
まずは「カード決済」「非接触型決済」「コード決済」の違いをみてみましょう。
キャッシュレス カード決済の種類
クレジットカード決済
各クレジットカード会社と契約して使います。
クレジットカードはカード会社ごとに締め日が決まっていて、締め日までに使用したものが、後日指定日にまとめて口座から振替されるという仕組みです。
締め日は毎月何日か?支払の指定日(振替日)はいつか?というのはクレジットカード会社ごとに違います。
また、締め日までに使用したお金をちゃんとまとめて払ってもらえないと、クレジットカード会社は困りますので、クレジットカードを発行するためには審査があります。信用調査ともいいます。
そのため、誰もが必ず契約できるわけではありませんが、ポイントサービスが充実していたり、保険が付随していたり、独自のサービスがあったりと、サービスが充実しているのが良いところです。
キャッシュレス化が進んでいる海外でも使用できるのもクレジットカードのメリット。
使用範囲を広げるためにも国際ブランドが付いたクレジットカードがおすすめです。
国際ブランドとは?
VISA・マスターカード・JCB・アメリカンエキスプレス・ダイナースクラブの5ブランドが5大ブランドと言われています。
中でも世界で圧倒的シェアを持っているのは「VISA」と「マスターカード」で、世界2大ブランドとも言われています。
クレジットカードがおススメの人
- クレジットカードのポイントを貯めている
- お金の出金管理をクレジットカードでまとめて管理している
上記にあてはまる方は、クレジットカードがおススメです。
デビットカード
デビットカードには、銀行のキャッシュカードを使って提携店で買い物ができる方法(Jデビット)と、ブランドデビットカードの2種類があります。
主に普及しているのはブランドデビットカードなので、ここではブランドデビットカードについて紹介します。
銀行のキャッシュカードに国際ブランドである「VISA」を付けたVISAデビットカードや、同じく国際ブランドである「JCB」を付けたJCBデビットカードなどがあります。
クレジットカードのように、「VISA」や「JCB」が使えるお店で支払いに使うことができます。(※一部デビットカードは使用できない店舗もあります)
クレジットカードと異なるのは、クレジットカードはカードを使った時点ではお金は請求されず、1か月に利用した額を後からまとめて請求されるのに対し、デビットカードはカードを使った時点で、銀行口座からお金が自動的に振替されます。
利用したと同時に口座からお金が引かれるので、当然口座にお金が入っていないと使えません。
リアルタイムに口座から出金されるので、クレジットカードのような審査がありません。(※一部審査がある金融機関もあります)
中にはポイントが貯まるデビットカードもあるので、デビットカードの利用でもポイントが貯まるような銀行を選んで、口座を作り、使ってもいいお金を入れておいてもいいですね。
デビットカードがおススメの人
- 口座から即時決済をしてほしい。
- クレジットカードは使い過ぎてしまいそうで怖い。
- クレジットカードを持ちたくない・審査が通らない。
上記にあてはまる方は、デビットカードがおすすめです。
プリペイドカード
あらかじめカードにお金を入金しておき使用する前払い式のカードです。
特に人気なのが、ウォレットアプリのKyashとLINE Payなど。
あらかじめ入金をして使うので、お金の管理がしやすく使い過ぎを防ぐことができます。
またkyashは利用料の2%還元と大きな還元率が注目されています。
LINE PayはプリペイドカードだけではなくQRコード決済にも対応するなど幅広い決済に対応している・ポイントも付くなどのメリットがあります。
プリペイドカードがおススメの人
- あらかじめ使えるお金を決めて使いたい
- キャッシュバックやポイントなどオトクなサービスを受けたい
- クレジットカードやデビットカードは使い過ぎそうで怖い
- クレジットカードを持ちたくない・審査に通らない
キャッシュレス 電子マネー
すっかり普及した電子マネーですが、様々な種類の電子マネーがあるため、非常にわかりにくくなっています。
また同じ電子マネーでもカードで使えたり、ICカードやApple Payに対応したスマホで使えるものもあります。
電子マネーで抑えておきたいのは、大きく分けて二つに分類されるということ。
それは、チャージ式かポストペイ式かということです。
チャージ式(プリペイド・先払い)
あらかじめ電子マネーをチャージして使用します。
代表的なものでいうと、SuicaやicocaといったJR等の交通系電子マネーや、WAON、nanaco、楽天Edyなどです。
チャージ式なので、「誰でも持つことができる」というメリットがあります。
ポストペイ式(後払い)
使用した金額が後日指定している口座から振替される後払い方式です。
関西の交通系カードpitapaや、ドコモや住友系のiDなどがあります。
クレジットカード一体型のものと、クレジットカードが付随しないものが提供されています。
クレジットカードが付随しないものであっても後払いの特性上、契約には審査があります。
キャッシュレス スマホ決済(バーコード・QRコード決済)
スマホ決済の中でも、従来のICカード決済・Apple Payを押しのけ参入サービスが増えてきているのがこちらのバーコード(QRコード)決済。
アプリなどでバーコード(QRコード)を表示させ、店員さんにコードを読み取ってもらうタイプのものです。
スマホで決済するサービスの場合、決済をした料金の支払い方法は大きく4種類に分けられます。
チャージ式(プリペイド・先払い)
事前にチャージをして利用するタイプです。
スマホ決済のチャージタイプといえば、LINE PayやPayPay、みずほ銀行のJコインペイなどがあります。
口座振替(即時払い)
使用すると同時に口座から料金が振り替えられます。
利用するとゆうちょ口座即時決済となるゆうちょPayがあります。
キャリア決済(後払い)
その名の通り、スマホを利用しているキャリアを通した決済です。
決済料金は、スマホ代と合わせて携帯通信事業者から請求されます。
ドコモユーザーのd払いなどがあります。
クレジット決済(後払い)
スマホで決済した料金をクレジットカードで支払うというタイプのものです。
主なサービスでは楽天ペイやd払いなどがあります、
キャッシュレス決済、まとめ
カード型(接触型) | 非接触型(カード・携帯・スマホ) | コード型(スマホ) | |
使い方 | カードリーダーに挿入し、暗証番号を入力する/カードを読み取ってもらったあと、サインをする。 | カードリーダーにかざす。 | スマホに表示させたバーコードやQRコードを読み取ってもらう。 |
前払い | ・プリペイドカード | ・電子マネー(suica・icoca・nanaco・WAONなど) | ・LINE Pay・PayPayなど |
即時払い | ・デビットカード | - | ・Origami Pay・ゆうちょPayなど |
後払い | ・クレジットカード | ・電子マネー(iD・QUIC Payなど)
・クレジットカード(iDなど) |
(例)
・楽天ペイ ・d払い ・PayPay ・Origami Pay |
ざっくりですが上記表のように整理ができます。
同じ電子マネーでも、例えば非接触型のnanacoはnanacoカード(非接触型のカード)で使用することもできれば、nanacoモバイルを使用し、携帯やスマホで使用することができます。使用時にカードをかざすか、スマホをかざすかという違いはあれど、どちらも事前チャージ式ということや、非接触型で支払うということは変わりません。
他にも例えばOrigami Payはコード型の決済サービスですが、支払い方法の設定で、銀行口座を設定すればデビットカードのように即時払いになりますし、クレジットカードを設定すれば後払いになります。
d払いも後払いですが、キャリア決済かクレジットカード払いかなど選択ができるといったように、ひとつひとつのサービスの中でも物理的なカードで使うのか、バーチャルカードで使うのか、支払い方法はどうするのか?など様々なニーズに応えられるように選択肢があることが、「キャッシュレスって難しい」と感じる人も多い原因ではないかと思います。
それでは、その多岐にわたったキャッシュレスサービスの中からどのようにサービスを選んでいったらよいのでしょうか?
あなたはどのキャッシュレスサービスを使う?3STEPでサービスを選ぼう!
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1支払い方法で選ぶ
まずは前払い・即時払い・後払いといった支払い方法から、どの支払い方法が良いのかを選びましょう。
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2使いたいお店や場所が対応しているキャッシュレスの種類を確認する
せっかくキャッシュレスサービスを選んでも、使いたいお店で使えなければ意味が無いですよね。
決済サービスは導入する側も経費がかかりますので、全てのキャッシュレスサービスに対応しているわけではありません。
事前に使いたいと考えているお店や場所が導入しているキャッシュレスサービスを確認しておきましょう。
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3ポイントなどの種類や還元率で選ぶ
STEP1・STEP2で絞り込んでも、まだまだ複数のサービスが候補に挙がっているという事も少なくないでしょう。
自分が希望する支払い方法で、使いたいお店で使えるという事が確認できれば、後はより「オトク」なものを選びましょう。
「●●ポイントを貯めたい」「このサービスを使えば常時●%OFFになる」「マイルが貯められるものがいい」など、あなた自身が重視するオトクな点に焦点を当てて絞り込んでいきましょう。
初心者が気を付けるポイント
キャッシュレス初心者には、前払い・即時払いがおすすめです。
ポイントなどの優遇でクレジットカードを使いたいという場合は、使いすぎに気をつけるようにしましょう。
今後、キャッシュレス化が進むことは間違いありません。
キャッシュレスの方がポイントが貯まったり、還元や割引などの特典があったりする上に、レジでのわずらわしさが無いというメリットもあります。
ぜひ自分に合うものを見つけて活用してくださいね。