自然災害・環境問題

台風24号が日本列島を縦断。全国各地に大雨と強風の被害が発生!

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台風24号は、海面水温の高い所を進みながら、9月29日に沖縄付近を「非常に強い」勢力で通過し、その後は北東へ進みました。

中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルです。

9月30日午後8時頃に非常に強い勢力を保った状態で、和歌山県田辺市付近に上陸しました。

1991年以来、1年に2個以上の台風が非常に強い勢力で上陸するのは前例のないことです。

台風24号が日本列島を縦断

上陸後は、近畿から東北を縦断して、北海道東部の沖合へと進んでいきまいた。

沖縄から東北にかけて、広範囲で記録的な大雨と暴風が発生しました。

日本全国では2人が死亡し、164人が負傷したという報告も入っています。

最大瞬間風速は、鹿児島県与論島で56.6メートル、沖縄県南城市で56.2メートル、鹿児島県十島村で54.6メートルを記録し、沖縄や九州南部でも50メートルを超える風が吹いた場所がありました。

東海地方や関東地方でも幅広く暴風が吹き荒れ、静岡県御前崎市で46.8メートル、東京都八王子市で45.6メートルを観測し、それぞれの地点の観測史上一位記録を更新しています。

高潮においても、最高潮位は和歌山県の串本で254センチ、鹿児島県の奄美で203センチなど、これらの地点で過去の最高潮位を超える値を観測しました。

台風の強風によって配電線に飛来物や倒木が接触して電線が切れたため、広域にわたって停電が発生し、中部電力管内の東海地方では静岡、愛知県など最大66万戸が停電しました。

また、関東地方でも同じく停電が発生しており、東京電力管内では、東京都、埼玉県、山梨県など最大51万戸が停電し、神奈川県で最も多い被害が出ています。

首都圏や中部地方では大規模な停電だけでなく、倒木などにより鉄道の運転見合わせがありました。

JR東海によると、1日午前は東海道新幹線が一部区間で運転を一時見合わせたほか、在来線も運転見合わせが相次ぎました。

JR東日本は1日午前、東京都の山手線など多くの路線で一時運転を見合わせました。

中部電力と東京電力の発表では10月1日正午に入っても、計55万戸で停電が続いています。

営業停止となった店舗も多く、静岡県の浜松市や磐田市では開いている一部のコンビニエンスストアで行列ができました。

台風21号の教訓を受けて万全の対策で臨んだ近畿地方

一方で、近畿地方では、台風24号が接近する前から「台風第21号に匹敵する勢力で、近畿に上陸するおそれ」と予想され、過去最大規模の事前対策が講じられました。

鉄道各社の運休、大型百貨店の臨時休業など、計画的に都市機能を停止させる事態となりました。

台風第21号で浸水被害の出た関西国際空港は、滑走路の閉鎖を決め、土のうを積むなどして万全の対策を取ることで、台風第24号の襲来に備えました。

ところが、大阪湾付近では、吹き返しの風が強かったのですが、台風第21号の再来のような暴風雨や高潮の被害は発生しませんでした。

各観測点の風速や潮位のデータは、21号とは比較にならないほど小さくて済んでいます。

最悪の事態にはならず良かったのですが、台風24号の和歌山県田辺市に上陸した時の中心気圧は950hPaで「非常に強い」勢力でした。

前回襲来した台風第21号も兵庫県神戸市に上陸した時の中心気圧は955hPaで「非常に強い」勢力でした。

つまり、台風21号と台風第24号は同じ勢力だったことになります。

台風のコースの僅かな差で全く違う結果となった大阪湾付近

勢力の強さは、どちらもほぼ同じ勢力で近畿に上陸しましたが、大阪湾付近では影響が全く異なる状況になったのは、通過した台風のコースの違いが大きな要因と考えられます。

台風第21号の中心は、台風の進行方向右側に大阪湾が位置していました。

一方、台風第24号の中心は、台風の進行方向左側に大阪湾が位置しています。

台風の進行方向が右側に入るか、左側に入るかというのは、非常に重要な意味を持ちます。

基本的に、特に台風の風が強いのは、進行方向の左側よりも右側の地域だからです。

進行方向の左右の違いは、大阪湾から見るとかなり大きいことになります。

大阪湾にとって最悪のシナリオは、進行方向右側に大阪湾が位置すること(台風が大阪湾の少し西を進むこと)でした。

もし最悪のコースを進んでいれば、台風第21号の時と同じような大規模な高潮や暴風の被害が起こってもおかしくない状況だったのです。

つまり、台風24号はいわば紙一重で大阪湾周辺(大阪・神戸など)の被害を過度に大きくしませんでした。

しかし、台風の進行方向右側に位置していた東海地方の三重県熊野市や尾鷲市では過去最高の潮位を観測し、骨折などの怪我人も出ています。三重県熊野市では土砂崩れによって、通行止めの地域もあります。

同じく台風進路の右側に位置していた静岡県も、多くのトタンや木が配電線にぶつかり、変電所からの送電が次々と停止し、多くの交差点の信号機が消えるなど、県民生活に甚大な影響を及ぼしています。

広範囲で配電線が損傷しており、富士川以西では1388の配電線のうち、半数以上で通電の停止がありました。

日本上陸の台風は発生数が増える傾向にある

2018年の台風の発生数は10月1日日時点で25個と非常に多く、しかも約半数が日本に接近し、5個が上陸しました。

進路を決める太平洋高気圧の縁が日本列島に迫るように張り出すことで、台風が日本列島に沿って北上する気圧配置が形成されていたからです。

また、地球温暖化の影響で大気も海水温も上昇傾向にあります。それが、非常に強い勢力のまま日本に台風が上陸しやすい条件なりつつあります。

24号は沖縄、南九州、東海、関東などで大きな被害をもたらしましたが、台風25号が再び日本列島に被害をもたらす可能性もあります。予想進路をしっかりと確認して、十分な対策を行うように努めてください。

【10月2日更新】台風25号は、2日午前3時に「非常に強い」から、「猛烈な」勢力へと発達しました。沖縄までは台風24号と、ほぼ同じルートをたどる予想ですが、偏西風に乗って日本海を進み、本州も暴風警戒域の中に入る見通しです。

2週連続で台風が近づいてくるため、高波や暴風、大雨には十分な警戒が求められます。

週末からの3連休に向けて、猛烈な台風25号の進路をしっかりと注目しておきましょう。

台風に備えて、それぞれが行うべき家での対策

家の外での準備

  1. 窓や雨戸は鍵をかけて、必要に応じてテープなどで補強します。
  2. 側溝や排水口を掃除し、水はけを良くしておきます。
  3. 風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定しておき、場合によっては家の中へ入れておきます。(例:植木鉢、洗濯バサミ、ハンガー)
  4. 屋根、塀、壁などを点検し、接近前に補強しておきます。家屋の補修は台風が接近する前に終わらせるようにしてください。

家の中での準備

  1. 飛散防止フィルムを窓ガラスに貼ります。窓ガラスが割れた場合に怪我をしないためにカーテンやブラインドを下ろしておきます。
  2. 断水に備えて、防災用のポリタンクに水道水を入れておいたり、風呂の水を張っておきます。
  3. 床上の浸水被害に備えて、家財や家電は高所や2階に移動させておきます。
  4. 浸水被害に備えて、「土のう」「クイック防波堤」「簡易水のう」を玄関前や家の入り口に敷き詰めておきます。
  5. 漏電を防ぐためコンセントは抜いておきます。
  6. 冷凍庫で保冷剤を用意しておきます。そうすることで、食料品の保全につながり、暑い状況でも涼しく過ごせます。保冷剤がない時は、ペットボトルで水を凍らせておきます。水が溶けた際に、飲料水や生活用水としても使えます。

避難が必要な時以外の外出は必ず控える

  1. 台風が接近しているのが分かっている時は、極力、外出しないようにします。
  2. 用水路や河川、海岸の見回りは絶対にしないようにします。

進行する速度が速い台風は、思っている以上に急に雨風が強くなります。30分、1時間の違いであっても、それまで穏やかだった空の状態が一転して荒々しく変わります。

増水した用水路や河川は足を取られて流される危険性が高いからです。海岸では高潮に飲み込まれるリスクがあります。

以上を参考にして、台風に伴う暴風雨の被害から身を守るように努めてください。

台風や豪雨で被災した方が火災保険を利用する場合の留意点

火災保険を扱っている損害保険会社は、それぞれ独自の商品を販売しています。

そのため、サービスの内容が会社によって異なり、同じ補償内容ではありません。

また、火災保険の加入や見直しをする際にも、複数のプランのうち、いずれか一つのプランを選択する必要があります。

具体的には、水災(水害)を補償してくれるプランと、そうでないプランがあります。

また、水災(水害)を補償してくれるプランの中でも、さらに細かく内容が分かれています。

補償してくれるプランの内容は、次のように区別されています。

水災を補償する契約で、火災保険の対象が建物の場合

  1. 洪水で床上浸水し、建物が損傷してしまった。
  2. 集中豪雨の影響で、土砂崩れが発生して、建物が全損になった。
  3. 住んでいる近くの河川が氾濫して、建物が床上浸水の被害に遭った。

水災を補償する契約で、火災保険の対象が家財の場合

  1. 床上浸水によって、半数以上の家具が使えなくなった。
  2. 床上浸水によって、1階の家電製品や家具が使えなくなった。

・建物と家財の両方を補償してくれるプランに加入しているか。

・どちらか一方だけ補償してくれるプランに加入しているか。

・どちらも補償してくれないプランに加入しているか。

によって、水災(水害)に対する補償の内容が変わってきます。

どの場合であっても、単に建物が老朽化したことで発生した雨漏りは補償対象になりません。

次に台風や竜巻に対するプランの区別を見ていきます。

風災を補償する契約で、火災保険の対象が建物の場合

  1. 台風、竜巻等による強風によって、屋根瓦が破損した。
  2. 台風、竜巻等による強風によって、飛んできたものが家屋を直撃して、外壁が破損した。

風災を補償する契約で、火災保険の対象が家財の場合

  1. 台風、竜巻による強風によって、窓ガラスが割れて、風雨が入り、家電製品が壊れてしまった。(うっかり窓を閉め忘れていた場合は、補償の対象外)

・建物と家財の両方を補償してくれるプランに加入しているか。

・どちらか一方だけ補償してくれるプランに加入しているか。

によって、風災(台風、竜巻)に対する補償の内容が変わってきます。

住宅(家屋)を対象とする火災保険については、台風で屋根瓦が破損したり、飛んでしまうような風災による損害は補償対象となっているプランがほとんどです。

ただし、自己負担額なし、自己負担額を選べるといった形で、補償の充実度を変更できるケースもあります。

一般的に、火災保険が適応されない場合は以下の通りです。

・過去5年以内に屋根修理や外壁塗装・外壁張替えを含む修理をしている

・修理が必要になった日から3年以上経過している

・修理費用が20万円以下である

・保険契約者、被保険者等の故意もしくは重大な過失または法令違反がある

・経年劣化(サビ、ひび割れ、コケ、カビ、塗装剥離など)が明らかである

(特に建築後30年以上が経過している)

修理業者が作成する見積もり書には「足場組み立て費用」を必ず見積もり項目に入れてもらうようにしてください。そうすれば、修理費用が20万円以上にはなるはずです。

屋根の修理業者は「金属屋根の工事業者」と「瓦屋根の工事業者」があり、それぞれ得意分野、不得意分野を持っているケースが多いです。

外壁の修理業者は、費用面だけに限らず、「親切丁寧に対応してくれる」「見積書が見やすく作られている」ことを選ぶ上での基準にしましょう。

「今使われている屋根・外壁(修理・補修)」や「新たに使おうとする屋根・外壁(リフォーム)」によって依頼する業者を適切に選ぶようにしてください。

火災保険の加入や見直しを検討しているのであれば、「火災保険の窓口」は無料で火災保険に特化した一括見積もりを行っているので、非常に心強いです。

人気の高い火災保険ランキングで紹介されているサービス内容の充実した保険会社がズラリと並んでいるので、ぜひご覧ください。

「ネットからお申し込み→電話にて保険内容の詳細ご確認→見積もりのご提示→比較検討/契約」

という一連の流れになっています。

火災保険は自分の住まいに合ったサービス内容を的確に選ぶことがとても重要です。

何かあった際には担当者の方が窓口になってくれます。加入時だけではなく加入後も安心できます。

サービス内容をしっかりと比較して、火災保険の加入や見直しを検討しましょう。

(画像出典:tenki.jp)

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