占星術・スピリチュアル

アーユルヴェーダを使って心身の健康を増進させる方法




インドに伝わる伝承医学「アーユルヴェーダ」は、体質によって健康を管理する医学体系であり、その起源は3千年前に遡ります。

アーユルヴェーダでは、体質をつかさどるヴァータ、ピッタ、カパという3つの要素(ドーシャ)があり、この3つのドーシャがバランスよく存在しているのがベストの体質と考えられています。

しかし、これらのドーシャのいずれかが強く出ると体質が大きく異なり、健康だけでなく性格にも影響を及ぼします。その人の中で優勢になる気質は、その人の太陽の宮を支配する惑星に影響されます。

この化学的な性質は、体質や精神環境を決定し、そうして形成される精神がフィーリングや感情として現れます。これらの気質のいずれかが過大になったり、悪化すると、一連の病気を作り出します。

3つの要素(ドーシャ)にはどんな種類のものがあるか?

☆ヴァータ【風】

身体の特徴

やせ型で体力が弱く、乾燥肌。髪の毛は薄く、フケが出やすい。冬が苦手で冷え性。汗をかかず便秘がち。

性格

フットワークが軽く、アイデアに富む。新しい物事にチャレンジするのが大好き。風のようにとらわれず、自由に動き回るのが好き。反面、小さいことにもイライラし、心配性で、怖がり。物覚えは早いほうだが忘れっぽい。人の意見に左右されやすく、優柔不断。

☆ピッタ【火】

身体の特徴

中肉中背で、やや筋肉質タイプ。メリハリあるグラマータイプ。代謝がよくて、汗もかきやすい。シワやほくろ、ニキビが目立つほう。暑がりなので、夏は苦手。食欲が旺盛で、口内炎ができやすい。

性格

リーダータイプの野心家で、活発で知的。完璧主義者で頑固者。火のように情熱的で、冒険が大好きなタイプ。反面、人と議論するのが大好きで、何かと批判的になり反省することも少ない。毒舌家で皮肉屋。ブランド志向でもある。

☆カパ【水】

身体の特徴

ぽちゃぽちゃしていて、太りやすい。もち肌で、色白。寒さや湿気に弱く、温かい気候を好む。寝起きが悪く、鼻炎にもなりやすい。

性格

水のように穏やかでおっとりとし、優しいタイプ。我慢強いため、辛い仕事でも弱音を吐かない。一度憶えたことは忘れないが、新しいことを憶えるのは苦手。楽観的で、情緒的。人懐っこい。ちょっとのんびり屋さんでもある。外出するより、家で過ごすことを好む。

アーユルヴェーダを使って心と身体のバランスを整える

アーユルヴェーダで用いられている体内浄化法の一つに断食療法があります。この場合の断食とは完全に食を断つというものではありません。ここで言う断食は、その期間中に特定の精神的態度を守ることを意味します。

この日は一日リラックスすることが求められる訳ですが、横になったり寝たりしない方が好ましいです。動作をゆっくりとし、ストレスを避け1日1食、それも瞑想の後の夜の食事だけにします。

その人の生まれた日に従って、インドの占星術や数秘術を使い、ある特定の食べ物が指示され、1日1食の中で指示された食べ物も食べるようにします。

断食の前日とその当日は、怒ったり、感情的にたかぶったり、否定的になることを避け、また異性との性的交わりを控えます。

アーユルヴェーダの薬理学的側面として、ある種の宝石の粉末を摂取させたり、肉体の特定箇所に塗布することも行われますが、これは肉体を電気化学的に癒すことを目的としています。

日本でも伊勢志摩の旅館などで、真珠風呂が「美白、美容効果」があるとして盛んに行われています。真珠は月が支配する宝石でもあるため、情緒的な安定や心の穏やかさをもたらす効果も期待できます。

宝石は、地球がまだドロドロの溶岩状態であった頃に、純粋な結晶としてできた鉱物です。私達の肉体もミネラル成分を始めとして、こうした鉱物で構成されています。

体質によって、特定のミネラル(鉱物)が欠乏すると病気になりやすい傾向が出てきます。

微量の宝石を摂取すると、肉体は新陳代謝を円滑に機能させるのに必要なミネラルをそこから取り込み、それによって健康を回復します。

また宝石を指輪やペンダントとして身につけると、それが光と反応して、肉体の電磁場に作用し、体内の電気化学的バランスを回復させます。

アーユルベーダと関わりの深いダヌワンタリの神を信仰するプジャなどの適切な儀式を行うことで、肉体はこれらのエネルギーを吸収する態勢を整え、化学的変化を安全に通過することができるようになります。



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