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自動運転トラクター・コンバインが発売開始!ドラマ「下町ロケット」と現実は同時進行していた!




新年あけましておめでとうございます。

2019年が始まりました。

1月3日に熊本で震度6弱の地震があって新幹線が止まったようですが、大きな災害にはなっていないようで安心しております。

今年は、少子高齢化や自然災害にも対応できる強い日本の姿をお伝えできれば嬉しいと思っております。

「下町ロケット正月特別編」が1月2日に放送され、物語がついに完結する!

そんな夢を描いてくれるTVドラマ「下町ロケット正月特別編」が1月2日に放送されました。

TVerでは、通常の場合、放送後、1週間は無料で視聴できます。

見逃した方は是非この機会にご覧ください。

「下町ロケット正月特別編」

「下町ロケット最終回」

スマホ用TVerのアプリは「googleplay」あるいは「itunes」からダウンロードできます。

Paraviでは、月額925円と有料となりますが、いつでも視聴できます。

「下町ロケット」では日本の農業を救う現実的な目的が表現されている!

「下町ロケット正月特別編」は2018年12月放送の最終回の続きとなっています。

神田正輝さんが演じる帝国重工の的場俊一・次期社長候補は、相手の気持ちを踏みにじり、困っている人を切り捨てるビジネスの仕方で異例の出世街道を歩んできました。

この最終回でその彼が完全に失脚し、辞任を余儀なくされる場面を見た時に、胸のつかえのような感覚が取れて本当にスカッとしました。

また、尾上菊之助さんが演じるギアゴースト社長や古舘伊知郎さんが演じるダイダロス社長といった、過去の帝国重工に恨みのある人物達が次々と苦難に襲われ、自らの行動の過ちを反省していく姿には人生の教訓となるような話が散りばめられています。

「下町ロケット正月特別編」は、農業分野におけるビジネスの取り組みとして、自動走行運転の無人トラクター無人コンバインが大活躍し、急に進路を変えた台風が稲作農地に襲来しても、大切に育ててきたお米を無事に収穫するという話の展開になっていきます。

・トラクターとは、土壌づくり、肥料、農薬、種の散布、草刈り、収穫した物を運搬するために使われる農機です。

・コンバインとは、一台で収穫、脱穀、選別の三つの機能を併せ持った農機のことです。

将来の日本の農業を救うという観点においても、とても素晴らしい作品だと思います。

ロケット「ヤタガラス」の測位情報に基づいて、わずか3センチの誤差で自動運転と自動稲刈りを行うといったシーンがリアルに面白いです。

ただ本当に勢力の強い台風の直撃中に無人コンバインが動いてくれるのか、TVドラマならではの演出という声もツイッターではコメントされていますが、ビジネスの現場では本当に実用化された技術が登場し始めています。

最近になって無人運転ができるトラクターは、井関農機(東証1部上場:銘柄コード6310)やクボタ(東証1部上場:銘柄コード6326)といった有名な企業が相次いで発売しています。

井関農機はTVドラマ「下町ロケット」と同じロボットトラクターを販売!

2018年12月12日、井関農機株式会社は製品名「TJV655R」というロボットトラクターの販売を開始すると発表しました。

全地球測位システム(GPS)を活用し、無人での走行・旋回といった自動運転ができます。

自動運転に必要な基地局のカバー範囲が直径4キロと広く、作業効率が高いことが強みです。

農業の大規模化や熟練技術を持つ人材の不足に対応し、作業の効率化を図ります。

タブレットとリモコンを装備し、基本設定はタブレットで、運転の開始・停止と緊急時の操作はリモコンで行います。

トラクターの機体に4か所設置されたカメラの画像をタブレットで見ることもできます。

作業中、機体の異常や衛星情報のロストを検出した場合、人や物の接近をセンサーで検出した場合は、灯火と音で異常を知らせ、自動作業を停止します。

まさに、TVドラマ「下町ロケット」の内容と同じ技術を搭載した農機が、正月特別編が放送される3週間前に販売されていたのです。

井関農機株式会社は、

「日本の農業は農地集約による大規模化や稲作の畑作への転換など大きな変革期を迎えている。今後も、データと先端技術の活用によりさらに生産性の向上を図るニーズが高まる。ロボットトラクターは、大規模化によるオペレーターの疲労軽減と不慣れなオペレーターの技能習熟にかけるコストを省力化できる」

として、モニター販売で導入による費用対効果などを明示化し、本格販売を行っていく方針を表明しています。

クボタは「下町ロケット正月特別編」と同じ自動運転コンバインを発売!

2018年12月1日、農業機械大手の株式会社クボタも、製品名「アグリロボコンバイン」という地球測位システム(GPS)の位置情報を活用した自動運転コンバインを発売しました。

オペレータの搭乗は必要ですが、数センチメートル誤差の自動運転で、稲・麦などの農作物を効率良く収穫できます。

2016年からクボタは、作業効率の向上や省力化などの課題を解決するために、GPS搭載農機を発売しています。

その中でも、「アグリロボトラクタ」という農機は、有人監視の下で無人による自動運転作業が可能です。

クボタ株式会社の開発担当者は、

「日本の農家は数が減り続け、同時に高齢化も進行しています。少ない人数で広い面積の農作業をこなす必要がありますが、熟練した技術を持つ人をなかなか新たに確保できない。そんな背景から、農作業に慣れない人でも使いこなせる農機への要望が以前から強かったんです」

「私たちクボタが目指しているのは、慣れていない人でも農作業ができ、安全で、かつ低コストで生産性も高い高精度な次世代農業。自動運転農機が製品化されれば、農業のさらなる効率化につながります。いまは大変な仕事といわれている農業ですが、IoTの活用によって農作業は機械が担い、人間は創造性を発揮する作業に専念する時代が遠からずやってくるでしょう」

と述べています。

TVドラマ「下町ロケット」のおかげで、まさに現実とドラマが融合するという楽しい時間を過ごすことができました。

(画像出典:マイナビ農業)

コマツが無人運転の建機商用化 創業100周年の2021年にも2機種を開発

TVドラマ「下町ロケット」に負けじとばかりに、このタイミングで、建機大手企業のコマツ(東証1部上場:銘柄コード6301)が、創業100周年の2021年に無人運転の建設機械を商用化する予定です。

油圧ショベルカーと不整地面を走れるクローラー(無限軌道)式ダンプカーの2機種を開発し、2019年春から実際の土木工事に利用して実証実験に着手します。

日本国内の建設業界で深刻化する技能労働者不足に対応するため、「現場の省人化」を加速する構えです。

無人建機は、小型無人機ドローンで地形を計測し、3次元(3D)データ化した施工計画を入力して運用します。

ショベルカーは人工知能(AI)で現場の画像を分析して土砂を掘り、センサーでダンプカーの位置を確認して自動で積み込みます。

ダンプカーはカメラなどで障害物を検知しながら指定場所に土砂を運ぶことが可能です。

これらの建機が普及していけば、操縦者の技能のばらつきがなくなり、施工効率の大幅向上が期待されます。

ショベルカーの傍で「くい」や「テープ」を使って掘削の目安を示す作業も不要となり、安全性が高まります。

既に、コマツはオーストラリアの鉱山に無人の超大型ダンプカーを導入しています。

公道を走る車の自動運と比べ、限られた現場内を動く建機の場合は法律のハードルが低いのです。

現場により異なる土質や、複雑な傾斜などへの対応が現在の課題の一つです。

2019年春から実際の工事現場で運用に着手し、学習データを集めて制御技術の高度化を目指す予定です。

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新年恒例のお年玉企画として、H.I.Sの新春初夢フェアのオンライン先行予約が1月3日よりスタートしました。

国内旅行、海外旅行共に、お得な商品が豊富に揃っております。

電話による受付は1月4日の9時30分からです。

ぜひ、この機会に2019年の充実した思い出となるご旅行を検討してみてください。

本年もよろしくお願い申し上げます!

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