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TBS系連続TVドラマ「下町ロケット」が1月2日に新春ドラマ特別編として放送される!




TBS系、日曜午後9時~放映の連続TVドラマ「下町ロケット」の最終回が、12月23日に放送されました。

キャストは、主演が阿部寛さんで、古舘伊知郎さん、吉川晃司さん、恵俊彰さん、 安田顕さん、杉良太郎さん、木下ほうかさん、尾上菊之助さん、神田正輝さん、福澤朗さん、イモトアヤコさん、真矢ミキさんなどが出演されています。

若い世代では、エンジニア役として、竹内涼真さん(佃製作所)と土屋太鳳さん(帝国重工)が出演しており、阿部寛さん(佃製作所社長)と土屋太鳳さんと親子関係を演じつつ二人が競合相手となる様子も非常に面白いです。

次々とテレビドラマ化されていく池井戸潤さんの小説

「下町ロケット」は、池井戸潤さんの小説を原作にテレビドラマ化されたものです。

池井戸潤さんは、2013年にTBS系、日曜劇場でテレビドラマ化された「半沢直樹シリーズ」(オレたちバブル入行組)の小説が最もよく知られています。

「半沢直樹」だけでなく、「ルーズヴェルト・ゲーム」も、「2014年にYahoo!検索大賞 2014 小説部門」を受賞し、2014年4月からTBS系でテレビドラマとして放送されました。

「下町ロケット」は中小企業の苦悩と情熱・誇りが描かれた素晴らしい作品

「下町ロケット」シリーズ第1作の小説は、2010年11月に小学館より単行本で刊行されたもので、ロケットエンジンのキーパーツであるバルブシステムの開発を手掛ける中小企業・佃製作所の苦悩と成功の物語が描かれています。

シリーズ第2作の小説は、「下町ロケット 2 ガウディ計画」として2015年11月に小学館より単行本で刊行され、心臓手術に使用する人工弁「ガウディ」の開発に奮闘する様子が描かれています。

2015年放送の前作ドラマ「下町ロケット」「下町ロケット ガウディ計画」

「下町ロケット」のシリーズ第1作と第2作は、二つの内容を盛り込んだ形で2015年10月18日からTBS系の日曜劇場のテレビドラマ「下町ロケット」と、続編「下町ロケット ガウディ計画」として映像化されました。

シリーズ第1作・シリーズ第2作の小説を反映したテレビドラマでは、中小企業の佃製作所の社長である佃航平が、主要取引先から取引終了を告げられたり、資金繰りに困ったり、特許侵害で訴えられる状況から始まります。

そうした苦難の中で、大手企業の帝国重工の宇宙航空部長(吉川晃司さん役)との紆余曲折の展開があり、お互いの信頼関係を醸造する中で、帝国重工からロケットエンジンのバルブシステムの受注を受ける関係にまで発展していきます。

また、ガウディ計画では、「ガウディ」という心臓に埋め込む人工弁の開発依頼がありましたが、実験開始の認可が下りないなど様々な試練や妨害に遭います。しかし、奮闘していく中で敵失が生じ、やがて佃製作所の人工弁が実用化され、子供の心臓病患者を救い、夢を叶えていくストーリーとなっています。

2015年放送のドラマ最終回は22.1%の高視聴率を記録しました。

「人間はどう生きるべきか」という哲学的な問いへの回答を示唆した内容

技術の壁・資金の壁・法律の壁・認可の壁などの苦難を次々と突破していく話の展開は実に爽快で見応えがあります。

そこには、裏切りや騙しを画策する敵対者が現われる一方で、支援の手を差し伸べ、理解してくれる協力者も現われ、それを心の糧として壁にぶつかり、何度も跳ね返され、しかし、最終的にはその壁を乗り越えていく姿は、真っ当な成功を求めるビジネスパーソンの参考となるだけではありません。

「良心と誠意」「思いやりと気配り」「人とのつながりや信頼関係」を優先する「人としての生き方」こそが最終的な勝利もたらすといった哲学的な思想を含んだ素晴らしい内容となっています。

この価値観は、「下町ロケット ゴースト編」「下町ロケット ヤタガラス編」でも引き継がれています。

2018年放送の「下町ロケット ゴースト」と続編「下町ロケット ヤタガラス」

2018年10月からシリーズ第3作・シリーズ第4作のテレビドラマである、第1章「下町ロケット ゴースト編」・ 第2章「下町ロケット ヤタガラス編」も、前回のシリーズ第1作・シリーズ第2作に全く引けを取らない充実したストーリーです。

しかも、今、日本社会が目の前に突きつけられている少子化・超高齢化社会・人口減少による人手不足・後継者不在・多発する自然災害という、リアルな現実に対する問題解決への提案(農業用ロボット・無人走行トラクターの実証実験)とも読み取れる内容で、将来に夢や希望を抱かせる構成となっています。

視聴率は1話から2桁をキープし続け、第10話では15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となりました。

農業王国の北海道では農業用ロボット・無人走行トラクターに関心が集まる

12月16日に放送されたドラマでは、第10話の札幌地区での平均視聴率が20.2%を記録し、瞬間最高視聴率は午後10時1分に22.6%を記録しました。

佃航平(阿部寛)と山崎光彦(安田顕)、財前(吉川晃司)が、新潟県燕市の殿村氏を訪れ、無人走行トラクター「アルファ1」の実験農場として田んぼを貸してもらいたいと熱い想いをぶつけているシーンです。

2019年1月2日に新春ドラマ特別編「下町ロケット」スペシャルドラマが放送

一応、連続テレビドラマとしては、12月23日が最終回でしたが、2019年1月2日に新春ドラマ特別編「下町ロケット」」(後9:00~11:15)と題したスペシャルドラマが放送されることが決定しています。

この特別編では、第1章「ゴースト編」・第2章「ヤタガラス編」に出演したキャストが再び登場し、その後の新しいステージが描かれており、それぞれの登場人物が理想とする未来を目指す感動の物語だそうです。

特別編で初めて「下町ロケット」を見る方も楽しめる内容になっているそうで、自分らしい生き方・社会での働き方を模索する人々には強いインパクトを与えるエンターテインメント作品となっている模様です。

少しでも興味のある方は、以下の下町ロケット/TBS公式サイトをご覧ください。

12月23日に最終回を迎えましたが、第1章「ゴースト編」のダイジェストがTBS公式 YouTubooの動画で配信されています。

第2章「ヤタガラス編」もダイジェストがTBS公式 YouTubooの動画で配信されています。

また、予告編の動画もあります。

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