北海道旅行

北海道旅行(ファーム富田・美瑛新栄の丘・旭山動物園)




北海道旅行3日目です。

キロロリゾートに宿泊後、小樽や札幌にも寄りたかったのですが、スケジュール的に厳しかったため早朝から富良野方面に向かいました。

やはり、北海道は広い!!

その面積は何と四国の2つ分あるそうです。

地元の人によると、東京や大阪から北海道の観光スポットにどこか行くとしたら、1泊2日の場合、1か所か2か所が限度だろう、と話していました。

それだけ、1か所それぞれの観光地が素晴らしくて、しかも自然あり、グルメあり、温泉あり、歴史ありと奥が非常に深いのです!

北海道3日目の行程

最終的には旭山動物園を目指すため、行程は次の通りです。

途中、道央自動車道を使いますが、北海道らしい広大な景色が広がる国道を走ることが多く、ドライブだけでも楽しめる行程です。

北海道は真っすぐに広くてとても走りやすい道路が多いため、実際にかかった時間よりも早く着いたような気がしました。

富良野のラベンダー畑として超有名なファーム富田

富良野と言えばやはりファーム富田。

ファーム富田

富良野のラベンダー畑、観光地としての富良野があるのは、ファーム富田さんがあったからこそと言っても過言ではありません。

香料の原料オイルのためにラベンダー栽培が行われていた富良野地方には、数々のラベンダー農家がありました。

合成香料の進化や外国から安価なオイルが輸入されてくる中で、国内産オイルの需要がほぼ無くなった逆境の中でも、富田さんは稲作と並行しながらラベンダー畑を守り続けました。

しかし、その守り続けていたラベンダー畑も、ついに畑の管理費用の目途が立たなくなる時期が訪れました。

そこで、今年の栽培で最後にしようと決断をした1976年、今までほとんど人が訪れることがなかった富良野のラベンダー畑にアマチュアのカメラマンと観光客が急に訪れたのです。

その理由は一つのカレンダーでした。

当時の国鉄(現在のJR)のカレンダーに、ファーム富田で撮影されたラベンダー畑の写真が採用されていたのです。

その写真のラベンダー畑の美しさに魅せられた人々が、実際の景色を見たくてファーム富田を訪れたのです。

それでも、入場料を取っていないファーム富田にとって、ラベンダー畑の経営難の状況は全く変わりません。

そんな時、一人の観光客の女性がラベンダーを使ったポプリ(香り袋)の制作と販売を提案しました。

その提案を取り入れて、ラベンダーのポプリを販売しだしたところ、観光客が、その製品をお土産として購入するようになりました。

当時と同じラベンダーのポプリは、今でもお土産として数多くの人々に購入されており、おかげでラベンダー畑はその美しさと香りで観光客を楽しませてくれています。

現在はラベンダーを使って作られたポプリの他にも、数々の商品が開発・販売され、レストランでは美味しい食事やアイスクリームなどの軽食もいただけます。

素晴らしいラベンダー畑を見せてくれるファーム富田は入場無料です。

立ち寄った際にはぜひ何かを食べたり、お土産を買ったりしようと決めています。

個人的には北海道のジャガイモを使ったコロッケが大好きです。

(出典:ファーム富田HP

カフェや売店は夏を過ぎると、10月からは段々とクローズします。

11月以降、唯一開店しているのが「花人の舎ルネ」です。ただし、それでも販売商品は限定となっています。

ファーム富田

 

 

 

 

 

ファーム富田がお花でいっぱいになる一番見応えのある季節は5~9月頃くらいですが、冬も白銀の世界で素敵な趣があります。

(出典:ファーム富田HP)

数々の花たちに心が癒されるひと時です。

パッチワークの丘と呼ばれる美瑛 新栄の丘展望公園

富良野→旭山動物園の行程の場合是非とも立ち寄りたいのは「美瑛」美瑛の丘めぐりも時間があればあちこち巡るのがお勧めです。

今回は通りすがりということもあり、新栄の丘にだけ立ち寄りました。

こちらも季節が良いと、見渡すが限りのお花畑になる場所です。

富良野のラベンダー畑とはまた異なり、美瑛は「パッチワークの丘」と言われます。

その畑でも花を咲かせているのは農作物です。

ジャガイモ・小麦・ピート・トウモロコシ・玉ねぎ、など北海道を代表する30種以上の作物が栽培されています。

畑により作物が違えば当然咲く花も違います。その花々が四季を通してパッチワークのような彩りを見せてくれるのです。

本当に北海道の広大さを感じます。

幸運にも他の人がほとんどいなくて、ゆったりとした時が流れ、自然と共に生きる、大地のエネルギーを感じる場所でした。

見渡す限りの畑。スケールが違います。

旭山動物園 行動展示でイキイキとした動物達に癒されよう

新栄の丘を後にし、旭山動物園へ向かいました。

朝早くにキロロを出たので、富良野・美瑛に立ち寄っても昼頃には到着しました。

旭山動物園は、動物が本来持っている生態・行動を引き出して見てもらう「行動展示」の手法を取り入れています。

生き生きとした動物たちの姿を見ていると、本当に元気が出てきます!

奇跡の復活劇で一躍有名になった動物園

今でこそ全国の動物園でもみられるようになった行動展示を有名にしたのはこの旭山動物園。

経営危機に陥った旭山動物園の奇跡の復活劇は有名な話ですが、1967年に開園した旭山動物園は、ピーク時の1983年には約59万7千人が訪れる程の人気動物園でした。

しかし徐々に入場者数が減り、そこに追い打ちをかけるように1994年にエキノコックス症で園内の動物が死亡。

1996年には入場者数が26万人と、ピーク時の4割にまで落ち込みました。

そこからお金の無い中行動展示を導入していったのです。

1997年、施設全体を網で囲み、水鳥たちが自由に飛びまわることができ、水鳥本来の姿を観察できる「ととりの村」が完成。

そこから、毎年一つずつ行動展示を取り入れた施設を作り、施設にお金を使う分掲示はスタッフが手作りするなど工夫をし、徐々にお客さんが戻り始めました。

そんな時、旭山動物園は大転換期を迎えます。

2005年に「プロジェクトX・旭山動物園~ペンギン翔ぶ~」でNHKが旭山動物園を取り上げて大人気になったことから、更に翌年2006年にはフジテレビがスペシャルドラマ「奇跡の動物園~旭山動物園物語~」を制作・放送。

そのドラマもまた好評で2006年版を皮切りに2007年・2008年・2010年・2015年版と制作されているのです。

旭山動物園は、一躍全国からお客さんが押し寄せる日本の中でも大人気の動物園になったのです。

空飛ぶペンギン

ペンギンの展示はまさに空飛ぶペンギン。

今でこそ他の水族館でも見られますが、当時は衝撃的でした。

動物達の のびのび・イキイキとした姿

会いたかったシロクマ!

水中側からみたシロクマ。もっちりしたボディが可愛くてたまりません!

オオカミ館

行動展示以外の部分もスタッフさん手作りの掲示や案内が可愛く楽しませてくれます。

当のオオカミは昼間はゆったりくつろぎ中。

レッサーパンダは高いところを走りまわります!素早くて全然正面が撮れません(笑)

優雅なアザラシ

シカはこんな近くで触れあえました。

 

夜行性のフクロウの子達はお休み中です。

旭山動物園の開園時間と最終入園時間は要チェック!

旭山動物園の開園時間は下記の通りとなっています。

旭山動物園 開園時間 2019年

冬期期間の2019年の11月11日~2020年4月7日(火曜日)は、午前10時30分から開園ですが、最終入園が午後3時00分となっていますのでご注意ください。

気が付けばもう夕方でした。

これから宿泊先のホテル ラヴニールに向かいます。他の自動車が少なく、迷うこともなかったので、すぐに到着しました。

早速、予約していた美瑛市内のホテルにチェックインです。

旭山動物園から宿泊先へ自動車で移動するには、距離的にも時間的にも絶好の場所でした。

客室は広くて清潔ですし、何よりも静かで快適です。また、朝食がとても美味しいです。

美瑛駅のすぐ近くで、ロケーションとしては最高に便利な場所です。

1.ぜるぶの丘

2.白髭の滝

3.白樺街道

4.ケンとメリーの木

5.美瑛選果

6.拓真館

7.十勝岳望岳台

8.美瑛選果

10.四季彩の丘

11.青い池

などが美瑛周辺の観光スポットとなっており、美瑛を中心に巡りたい時はぜひお勧めの宿泊先となっています。

今回の旅では、3泊4日では時間的にこうした美瑛周辺を観光する時間はありませんでした。

4日目、レンタカーを旭川空港の近くの店舗で返却し、そこから送迎バスに乗って旭川空港に到着しました。

旭川空港の周辺には、

トヨタレンタカー 旭川空港前  日産レンタカー 旭川空港 タイムズ カー レンタル  旭川空港前店

ニッポンレンタカー 旭川空港前 駅レンタカー北海道 旭川空港 ホンダレンタリース旭川空港店

北海道ブブ輸入車レンタカー 旭川空港店 オリックスレンタカー旭川空港店

などレンタカー会社が多数揃っています。

夏の季節以外は、旭川空港からは大阪への直行便が少なくて、一旦、東京で乗り継ぎ、関西国際空港へ帰ってきました。

ANAグループ航空輸送事業計画

JAL運航開始・再開/増便/減便/休止路線

2018年はJALが8/1〜28まで伊丹空港〜旭川空港線を運航していました。

北海道全体が活性化するためにも、旭川空港や女満別空港などの航空便の数をもって増やして欲しいと思います。

北海道の旅を終えて

今回は道南・道央と地域の異なる場所を一緒にたくさん周遊しました。

北海道旅行の周遊は、一度に色々なところを訪れようと欲張ると、移動時間の管理が大変で、時間の余裕がない場面もありました。

広大な大地を感じながらドライブするのも良いのですが、あまり動き回らずに近いところをじっくり堪能する方が気分的にも落ち着いて旅行できるかもしれません。

北海道を旅して、現地の人々を応援する。

まだまだ応援したい場所は尽きません。

何度行っても発見がある奥深さ、それこそが北海道の魅力です。

外国からのお客さんの姿も多く目にするようになりましたが、日本人にこそ興味を持って旅して欲しい場所だと強く思っています。

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