さて、湯の川温泉の素晴らしい癒し効果でぐっすりと眠ることができた次の日、2日目の朝は函館朝市に出かけ、そこで朝食を食べることにしました。
車で13分くらいですが、歩いている人が混雑していることを予想して、タクシーを使いました。
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函館朝市はウニ・イクラ・ホタテ・鮭・蟹など獲れたて海産物が美味しい!
こちらが、函館朝市の地図です。
約250店舗がひしめいており、蟹・鮭・イカ・ウニ・イクラなど海産物など北海道ならではの鮮度の高い商品が販売されています。
また、お店の中には、鮮度抜群の海鮮丼が味わえる食堂があって、函館の代表的な名物エリアとなっています。
朝は1月〜4月が6:00から、5月〜12月は5:00から営業しています。朝市というだけあって、大体14:00過ぎには閉店になります。
日本人だけでなく、外国人観光客も多くて、1日の来客数は平均3,000人、年間の来客数は約150万人と推定されています。
朝市の従業員だけでも、約800名いるというのですから、お客さんの数がどれだけ多いか分かります。
朝市の松前漬という、北海道松前地方の名産品である昆布を使った郷土料理がありました。昆布、するめ、数の子、ニンジンをしょうゆやみりんで浸け込んだお漬物です。
地元では普通に食べる食材だそうですが、旅行の記念や誰かへのギフトなどお土産品としてもお勧めです。
朝市で購入し、旅行後に自宅へ帰ってからご飯と松前漬けを一緒に食べたのですが、本当に良くできた組み合わせだと感じる程、最高の味でした。
新鮮なイカは函館の超有名食材ですが、朝市では、イカを釣り堀で釣った後、食べさせてくれるお店もあります。子供さんはこういうのが大好きで、沢山見かけました。外国人もこういうショー的なサービスを好むと思います。
函館は、旅館の食事でも当たり前のように出てくるのですが、新鮮な透き通ったイカは甘みがあって、歯ごたえも良く、抜群に美味しいです。唯一の注意点としては、時間帯や季節によって混んでいる場合があることです。
そして、メインの朝食として、きくよ食堂本店で、ウニイクラの海鮮丼を頂きました。
獲れたてのウニとイクラは、量が多いだけでなく、味の質も最高で迫力がありました!
メニューの中には、巴丼という3種類の食材(ウニ・イクラ・ホタテ)が入った丼もあって、1000円台の後半で食べることができます。
もちろん、イカのお刺身などのイカ料理もあります。
セレブ感を漂わせる函館のホテルは、天然温泉と朝夕食が朝市レベルで有名
実は函館周辺には、お洒落で高級感のあるホテルが多く、関西国際空港から函館空港までバニラ・エアしていることもあって、かなりの賑わいを見せています。9000円後半~1万円強で片道のチケットを購入でき、約1時間30分で現地に到着します。
お勧めのホテルは、以下の2つです。
大きなホテルで、部屋も広く、2018年12月に本館が新しくオープンします。最上階には天然温泉の大浴場も利用できます。
JR函館駅西口から徒歩約7分で、函館空港からシャトルバスが運行しています。
函館朝市に近いことが関係しているのか、最高の朝食として日本国内でも指折りの評判が有名です。自分で好きなだけ食材を盛れる海鮮丼や炙焼き、洋食・デザートなど約60種類のメニューを食べることができます。ランチだけを食べに行くことも可能です。
このホテルは、「じゃらんアワード☆2017年泊まって良かった宿の夕食・朝食1位」を受賞しており、函館山を眺望できる温泉も魅力の一つです。
金森赤レンガ倉庫まで徒歩3分の好立地にあり、最も函館らしいハイカラな雰囲気を堪能できます。
再び金森赤レンガ倉庫を訪れ、優雅なムードに明治のモダニズムを発見する
朝食を終えた後は、金森赤レンガ倉庫でぶらぶらと歩き、ショッピングを楽しみました。
明治時代~昭和時代初期に栄えていた倉庫が、レストラン、ショッピングモール、輸入雑貨店などの商業施設として生まれ変わった観光名所です。この辺りの街並みは、北海道遺産にも選定されています。
BAYはこだては、新感覚のアミューズメント・エリアで、レンガ壁の内部に内装や照明を施しており、バーカフェ、レストラン、ショップが、高い天井の空間の中でゆったりとした優雅なムードを演出しています。
営業時間は、9:30~19:00です。
金森赤レンガ倉庫の中にあるビアホールで、明治のモダニズムが色濃く残っている、伝統と暖かさが融合した雰囲気を味わえます。カウンター席とテーブル席があり、函館湾を眺められる海側の席は、常に人気を博しています。
北海道のサッポロビール工場直送の鮮度抜群で常に高いクオリティを保っている地ビールが素晴らしいです。
「函館赤レンガ地ビール」(小ジョッキ630円、中ジョッキ860円)と、
「函館開拓使ビール」(小ジョッキ650円、中ジョッキ890円)の2種類があります。
冬の時期には、「函館麦酒」が数量限定で用意されています。
料理についても、ラーメン・パスタ・カレー、とんかつ、お刺身、ソーセージなどメニューが豊富です。
営業時間は、11:30〜22:00、土日祝は、11:00〜22:00です。
金森倉庫群6棟の中で5棟を利用しており、200席のビヤホール、レストランとお土産物などのショッピングセンターがあります。食事や買い物の中心地として存在しているところです。
ビールは函館の地下水を利用しており、写真歴史回廊で函館の歴史を学ぶこともできます。
アーティストが描いた芸術作品のような自然の景色と西洋風の街並みのコントラスト
函館は、ベイエリアだけでなく観光スポットが多いことでも有名です。
特に坂の町と呼ばれるくらい函館には、坂道がたくさん存在しています。
特に人気のある八幡坂は、270メートルの一本道が続く坂道で、函館山の麓近くまで上ると、函館湾を見下ろせる絶景が待ち受けています。
上に登るにつれて、かなりの急坂になりますが、振り返った時の眺望はまさに感動ものです。
今回の旅では、そこまで時間の余裕がありませんでしたが、夜のライトアップの景色はさらに抜群みたいです。
金森赤レンガ倉庫からすぐのところに坂道があるので、お気に入りの坂道を探すのも旅の楽しみの一つになると思います。
明治時代には、函館と言えば、この狭い範囲の坂道周辺の地域を指していたそうです。
当時に栄えていたであろう銀行、病院、住宅、商店、歓楽街、寺院など、和洋折衷で独特の歴史的建造物が混在しており、坂道を取り巻く一帯は、あたかもアーティストが描いた芸術作品のような景色となっています。
坂道を歩いて疲れてもOK!立ち止まるからこそ函館の深い魅力を味わえる
坂道を上る途中で、歩くのに疲れた時には、カフェでゆったり過ごすのも素敵な時間の過ごし方です。
大正時代の酒問屋別宅を利用した古い建造物の甘味処で、パフェ、かき氷、スイーツなどがあります。白玉豆腐ぜんざいが特にお勧めです。
八幡坂の途中にある、作りこんだこだわりの強いコーヒー店で、ビター、マイルド、ライトなどの味を選べます。もちろん、ケーキなどのデザートもあります。
木の温もりや落ち着いた音楽や、観葉植物、薪ストーブ、雑貨など、センスの良さに心が癒されます。
厳選魚介クリームクロケッタや四季ごとに変わるジェラートなどが好評です。函館ならではのお土産や特製トートバッグの販売も行っています。
ここのお店は、映画撮影にも使われた有名なスポットです。
元町公園の近くにあるカフェで、海の眺めの絶景を堪能できるとても良い立地にあります。
ガラス張りの白い建物の中にテーブル席とカウンター席があって、ブレンドコーヒー、ココア、クロックムッシュ(ホットサンド)などを注文できます。
日替わりケーキが楽しめるだけでなく、坂道の一番上にあるので、休憩して景色を眺めるには最高の場所です。
人気上昇中のお店で、焼きたてのメロンパンにアイスを挟んだ一風変わった食感が楽しめます。
まさに「函館の街並みに来た~!」という実感が味わえる異国情緒たっぷりの美しい教会です。
教会の鐘と夜にライトアップされるロシアの本格的正教会で、まさに江戸から明治へと時代が変化しえていった様子がリアルに伺えます。教会内は一般公開されているので、入ることもできます。
とてもお洒落な建物で、イギリスの国旗が印象的です。ベンチや噴水のある庭園も見所です。
館内に入って見学も可能です。神戸の北野異人館を彷彿とさせてくれます。
幕末から明治維新にかけて諸外国から「開国」を迫られ、日本が急速に西洋近代化していった最前線がここにあります。
まる一日いても飽きないくらい、たくさんの魅力的なスポットがあります。山と海、そして街並みの風景が調和した日本でも屈指の観光地だと思います。
函館を後にして、次は大沼公園へと向かいます~♪
(画像出典:じゃらん)