スポーツ国際試合

コラム

激動の2018年を振り返る・日本人選手がスポーツ国際大会で大活躍!(冬季オリンピック・ワールドカップ・MLB・テニス)




2018年は、日本人のスポーツ選手が大いに活躍した年となりました!

まずは、韓国で2月に開催された平昌オリンピック

スピードスケート女子500mでオリンピック記録を更新した小平奈緒選手

※NHK公式サイトですが、表示されない場合は、「Youtubeで見る」をクリックしてください。

小平奈緒選手がスピードスケート女子500mの競技においてオリンピックレコードの36.94秒でゴールし、日本女子では史上初の金メダルを獲得しました。

1000mの協議においても1分13秒82をマークし、個人種目では初の銀メダルを獲得しました。

高木美帆選手も銅メダルを獲得し、冬季オリンピックで日本女子代表の2人が表彰台に登りました。

日本人のスピードスケートでは、1998年長野オリンピックの清水宏保選手以来の快挙となります。

「そだね~」「もぐもぐタイム」が流行語に カーリング女子は銅メダル獲得

(出典:NHK)

※NHK公式サイトですが、表示されない場合は、「Youtubeで見る」をクリックしてください。

平昌オリンピックでは、カーリング女子3位決定戦で日本がイギリスに5対3で劇的勝利し、男女を通じて初めてカーリング女子が銅メダルを獲得しました。「もぐもぐタイム」「そだね~」が流行語となりました。

カーリング女子日本代表は、チームの全員が北海道北見市出身のLS北見に所属しています。

オリンピック66年ぶり2連覇で金メダルを獲得  絶対王者の羽生結弦選手

(出典:NHK)

※NHK公式サイトですが、表示されない場合は、「Youtubeで見る」をクリックしてください。

フィギュアスケートの羽生結弦選手が、足の怪我にも関わらず、世界最高得点に迫るノーミスの演技で合計278.42点という異次元の強さを誇示してくれました。

オリンピックでは66年ぶりの2連覇を達成して金メダルを獲得し、絶対王者の貫禄を見せつけました。

反日感情を抱く傾向のある中国のネットユーザも、

「戦神だな。ゆっくり休んでけがを治してほしい」「しっかりと怪我を治してほしい。私たちはいつまでも待っている」「何があっても怪我はしちゃだめだ」など、羽生選手をいたわるコメントが多く寄せられています。

「試合前に痛み止めを使っていたなんて、心が痛む。しっかりと休養してほしい」「松葉杖で去るところを見て号泣した。でも彼は永遠の王者だ」など、怪我を乗り越えての優勝に感動した人も多かったようです。

と率直に羽生選手の演技を高く評価してくれています。

中国中央テレビの女性 アナウンサーは、

「容姿は玉のごとく、姿は松のごとく、優雅さはオオハクチョウが驚くがごとく、美しさは龍が泳ぐがごとく。運命は勇者にささやく。『お前は嵐にあらがうことはできない』と。勇者はささやく。『私が嵐だ』と」

との羽生選手を絶賛した名実況を行い、多くの人々を感動の渦に巻き込みました。

ワールドカップでベルギーと激戦 ベスト16入りを果たした日本サッカー代表

(出典:FIFATV)

※FIFA公式サイトですが、表示されない場合は、「Youtubeで見る」をクリックしてください。

ワールドカップ6大会連続出場を果たしたサッカー日本代表は、2度の監督交代に見舞われましたが、西野朗が新監督に就任して、ロシア・ワールドカップ・グループH第1戦で、コロンビアと対戦し、2-1で勝利しました。

この勝利はアジアのチームが南アメリカのチームを破った歴史的な勝利となりました。

次のグループH第2戦では、セネガルと対戦し、2-2の引き分けに持ち込みました。

グループH第3戦では、日本はポーランドと対戦し、0-1で敗れましたが、グループリーグでの成績は1勝1敗1分となり、勝ち点・得失点差・総得点数などの結果でセネガルに並び、警告や退場数によるフェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出を果たました。

フェアプレーポイントが順位判定の決め手となるのは、ワールドカップ史上初めてのことです。

決勝トーナメント第1戦で、初のベスト8入りを目指す日本はベルギーと対戦しました。しかし、惜しくも後半の反撃に遭い、2-3で逆転負けしました。

試合には敗れはしましたが、日本への評価は高く、海外メディアから称賛する報道が相次ぎました。

圧倒的な人気と評価を受ける二刀流 大谷翔平選手がア・リーグ新人王に輝く

(出典:MLB)

開幕前は、日本でもアメリカでも、「メジャーでも大谷選手の二刀流は通用するのか」という懐疑的な専門家の意見が大半を占めていました。

しかし、メジャーリーグのペナントレースに入ると、打者として打率.285、22本塁打、61打点でア・リーグ新人王に輝くという結果を出しました。

右肘故障の故障があり、思うように投げられない時期もありましたが、投手としては10試合に登板に登板し、4勝2敗、防御率3.31の成績を残しました。

地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」では、「2018年最も影響力のあった人物」として特集が組まれ、24歳の大谷翔平選手が与えた衝撃について紹介されました。

約100年前にメジャーで本格的な二刀流としてプレーした偉大な野球の神様「ベーブ・ルース」を引き合いに出されることも数多くありました。

メジャーの歴史の中で「ルースと大谷選手のように同じシーズンで50イニングを投げると同時に15本塁打を放った選手はいない」と偉業が伝えられています。

史上初のグランドスラム制覇 シングルスランキングの第5位の大坂なおみ選手

(出典:Show games EN3)

大坂なおみ選手は2018年になって、その高い身体能力とマイペースなインタビューが注目を集め、スター選手として脚光を浴びることとなりました。

3月のプレミア・マンダトリー大会で優勝し、日本人女子初の快挙となりました。

全米オープンでは準々決勝ではレシヤ・ツレンコを破り、日本女子として1996年ウィンブルドンの伊達公子以来22年ぶりのグランドスラムベスト4進出を果たしました。

準決勝はマディソン・キーズにストレート勝ちを収め、グランドスラムで日本女子史上初の決勝進出を果たしました。決勝は本人が憧れているというセリーナ・ウィリアムズをストレートで破り、20歳でのグランドスラム制覇を遂げました。

12月24日時点で大坂なおみ選手はWTAシングルスランキングの第5位に入っています。

ウィンブルドンベスト8 シングルスランキング第9位に返り咲いた錦織圭選手

(出典:Tennis TV)

テニスでは錦織圭選手も、2017年に不調と怪我で苦しみましたが、2011年以降は安定した成績を収めています。2018年は大復活の年となりました。

前年からの怪我の影響で「リハビリは順調だが、5セットマッチを戦い抜く準備はまだ100%はできていない」とのコメントを発表し、全豪オープンを欠場する意向を明らかにしていました。

しかし、1月後半に入り、マッケンジー・マクドナルドとの初対戦を決勝戦で迎え、ストレートで制して7年ぶりのATPチャレンジャーツアー優勝を収めました。

4月中旬のモンテカルロ・マスターズでは準決勝に進出し、アレクサンダー・ズベレフをフルセットの末に勝利し、4度目のマスターズ1000決勝に進出しました。決勝でラファエル・ナダルに敗退しましたが、準優勝を収め、復活を印象付ける大会となりました。

ウィンブルドン選手権では、準々決勝でチリッチをフルセットで破りベスト4入りしました。準決勝でジョコビッチに敗れましたが、ウィンブルドンでベスト8という偉業を達成しました。

12月24日時点で錦織圭選手はATPシングルスランキングの第9位に入っています。

被災地を元気付ける広島カープの大躍進 3年連続9度目のリーグ優勝

日本のプロ野球では、西日本豪雨の影響を強く受けた広島地域に「元気と勇気と希望」を与えるべく、広島カープがリーグ優勝を果たし、大いに盛り上がりました。

143試合で82勝59敗2分 勝率は.582という成績でした。

広島カープの個人成績は、

打者部門

鈴木誠也選手 打率.320 本塁打30本 出塁率.438(第2位)長打率 .618(第3位)

丸佳浩選手 打率.306 本塁打39本 打点109 出塁率.468(第1位) 長打率 .627(第2位)

田中広輔選手 盗塁32(第2位)

菊池涼介選手 犠打30(第1位)

投手部門

先発

大瀬良大地投手 防御率 2.62(第3位)15勝7敗(勝利数1位・菅野智之投手と同率).682(勝率第3位)
ジョンソン投手 防御率 3.11(第5位)11勝5敗 .688(勝率第1位・東克樹投手と同率)

セーブ

中﨑翔太投手  防御率2.71  .667(勝率第1位)

となっています。



-コラム