後輩が次々と出してくるアイディア、同僚がひらめく意見に「なんでそんな事思いつくんだよ・・・」なんて思うことはありませんか?
自分も周囲をあっと言わせる企画を思いつきたい。だけど、思い浮かぶのはどこかで見聞きしたような平凡な案ばかり。
「発想力がある人はいいよなぁ」なんてうらやましがっている場合ではありません。
「発想力」は鍛えられるのです。
どんどん斬新なアイデアがあふれ出てくるアイデアマンの人は回れ右!この記事を読む必要はありません。
- 「発想力をつけたい」
- 「発想力を鍛えたい」
- 「もっと素晴らしいアイデアを出して周囲からスゴイ!と言われたい」
- 「企画を出せと言われるといつも苦痛」
- 「いつも平凡な企画しか思い浮かばない」
ひとつでも上記ことにあてはまるあなたは、この記事を読んでライバルに差をつける発想力を鍛えましょう。
目次
発想力とは
そもそも、「発想力」とはどのようなチカラなのでしょうか。
言葉のままだと「発想」をする「チカラ」なのですが、仕事で必要とされる「発想力」とはどのようなことを指すのでしょうか。
「発想」にはいくつかの意味があります。
- 「思いつくこと、思いつき」
- 「心におこった考えをまとまった形にすること」
- 「その問題をどう取り扱い、どうまとめるかという事についての思いつき・アイデア」
- 「ものごとを考え出すこと」
- 「表現のもとになる考えを思いつくこと」
仕事で求められることが多い発想力は、単なる「思いつき」ではなく、上記で言うと③の「その問題をどう取り扱い、どうまとめるかという事についての思いつき・アイデア」といった「思いついたことを実現可能レベルまで考えることができるチカラ」なのです。
そして、他の人が思いつかないことに「思いつけるチカラ」こそが「発想力」なのです。
仕事で活かす発想力 スゴイと言わせる仕事術
- 新商品提案
- 既存商品改善
- 新事業
- 新プロジェクト
- 問題解決
- 業務効率化
- コストダウン
- 段取り
- 市場開発
- 上司や部下、同僚との人間関係
- チームワーク
- 片付け
- 時短術
発想力を鍛えると上記のような仕事上の様々なシーンで役立ちます。
発想力が弱いうちは、発想をひねり出すことに時間がかかってしまいます。
発想力が鍛えられてくるといくつか浮かんだ発想の中からより効果的なものを選択し、実現するためのプランニングに時間をかけることができます。
たとえば、3日後の会議までに業務改善案をいくつか考えておくように指示されたAさんとBさん。
Aさんは会議のギリギリまで業務改善案自体に悩み、当日なんとか業務改善案を5つ提出することができました。
Bさんは指示された日のうちに業務改善案を5つ考えた上で、3日後の会議までの間にそれぞれ実現可能かどうか、コストがどのくらいかかるのか、その改善案を実施することのメリットとデメリットは何かといった分析資料を作成し、特に改善が有効であると想定ができた2つの案を提出しました。
Aさんは5つ、Bさんは2つの案を提出しましたが、周りが評価するのは案の数でしょうか?
違いますよね。
発想力を鍛えることは、仕事のパフォーマンスをあげることにもつなげられるのです。
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発想力を鍛える7つの方法 意識して脳みそを鍛えよう
発想力というものは1日2日で鍛えられるものではありません。
筋トレのように日々の鍛えることを習慣化することが大事です。意識して発想力を鍛えていきましょう。
アイデアをストックする
日々の生活の中で気づいた事は、たとえその時には必要がなくても頭の中・メモ帳・アプリなどにストックしてみましょう。
人間は忘れる生き物なので、意識しないと頭に浮かんだ良質なアイデアは残らず消えていきます。
そのときはどんなに「つまらない」と思えたアイデアでも、ストックしておきましょう。
時にそのストックしたアイデアが全く別の何かに結び付けられないかを考えてみるのです。面白いコラボが生まれることもありますよ。
「なぜ?」を繰り返す
考えを深めるために、ふとした違和感や疑問に対して「なぜ?」を繰り返し考え、掘り下げる癖をつける。
人は違和感を感じた時に、たいして問題でなければ、それ以上深く考えない人が大半です。その違和感の原因は何なのか?
「どうしてこの配置なんだろう?」
「なんでこんな所にこんな物を作ったのだろう?」
「どうやってこの場所に運んだのだろう?」
なんて小さな疑問や違和感、掘り下げてみましょう。そこに取り入れられている仕組みや技術が実はあなたにビジネスにつながる鍵になるかもしれません。
視点を変えてみる
「多数を占める意見」「常識」「当然と思われていること」は、疑ってみましょう。
自分とは逆の立場で考えてみる。
第三者の視点で考えてみる。
違うものの見方はないか考えてみましょう。
普段と違う道を歩いてみる
寄り道・回り道、異なる交通ルートの電車に乗ってみる。
いつもと違う道・違う景色は脳みそを刺激します。
日常をちょっとした非日常に変える手段。発見・発想をするキッカケが増えます。
よく観察をする
何気ないところにヒントは転がっています。
傾向やパターンを意識してみる。
「青」と決めて「青」のものばかり観察するなどテーマを決めてみるのも良いでしょう。
異なる職業・職種・年代・性別の人と話をする
同じ属性の人や、いつも同じ人としか話さなければ考えや発想も偏ってきます。
様々な属性の人と話をすることで、自分の常識が常識ではないことを知ることもできます。自分と異なる考え方、新たな考え方に触れる。
「TVを見る」など受け身で異なる属性の人の話を「聞く」のではなく、実際に「会話」をしましょう。
本を読む
異なるジャンルの本をとにかくたくさん読んでみましょう。
ビジネス書・文学・ノウハウ本、気になる本なら読んでみましょう。絵本から専門書まで、異なるジャンルの本を読んでみましょう。
そして「なぜ」を繰り返したり、アイデアが浮かんだらストックしたりと、他の方法と組み合わせてみることも忘れずに。
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発想力を鍛えるヒント 発想力を鍛えるための本3冊
小宮一慶さんの本には「発想力」の本もありますが、「発見力」の方が実は「発想力」をつけるためにはおすすめです。良本。
アイディアマラソン考案の樋口健夫さんの本です。発想力を鍛えるために毎日何をどう続けてみたらいいのか悩んでいる場合はアイディアマラソンからはじめてみてはいかがでしょうか。
本をたくさん読みたい人におススメの本。この読み方を実践してからアイディアストックがたくさんできるようになりました。
まとめ
発想力は日々の積み重ねです。点と点を線にするのが発想力。
点の数を増やさないと線も引けません。
どんな風に線を引けるかなぁと考えていないと、いつも同じ点ばかり結んでしまいます。
点の数を増やす。
線の引き方のパターンを数多くイメージする。
日々はその蓄積と訓練なのです。
点と線を増やして、ライバルに差をつける発想力を鍛えていきましょう!