役立つ仕事術

独身女性の老後資金 いくら必要?




ふとした時に、自分の老後が不安になったりしませんか?

今の貯金額や収入で、老後は大丈夫なのか?とても不安になることがあります。

そこでおひとりさまの老後について、調べてみました。

自分ひとりで、自分の面倒をみるのに、一体いくら必要なのでしょうか。

独身女性の老後 日々の生活費は?

現在、1か月の必要生活費を把握していますか?

1か月の必要生活費を把握している場合、老後になればどの部分にお金をかけなくても大丈夫かを考えて算出して考えてみてくださいね。

ここでは仮におひとり様老後の日々の生活費について、一般的なデータを元に計算をしてみます。

独身世帯の1か月の生活費の平均は15万円と言われています。

ただしこれは、住宅ローンも賃貸料金も支払わなくて良い場合の金額です。

親が残した家に住むわけでもなく、自分で持ち家を買っていない場合はこれに住宅費が加算されてきます。住宅費を5万円と仮定し、1か月に必要な生活費は20万円程で考えてみましょう。

独身女性の老後 何歳まで働ける?

会社員として勤めている場合、定年は60歳です。

そして、年金が貰えるのは65歳からですので、5年の空白期間があります。

しかも、将来的には受給開始年齢が引き上げられている可能性もありますよね。

そう考えると、定年でリタイアというよりは、定年後もある程度働き続けることが望ましいのですが、なかなか60歳から別の仕事の求人を探しても見つからないか収入減となることは想定できます。

また、会社員以外で働いている場合、職業によっては定年がないので、その場合は年金受給年齢まで働けると安心です。

独身女性の老後 もらえる年金は?

年金の種類を知っていますか?

国民年金・厚生年金・企業年金などがあります。

①国民年金:規定の期間年金を納めていれば、誰でももらえる公的年金

②厚生年金:会社員・公務員がもらえる公的年金

③企業年金:会社員の私的年金 私的年金のため、支給される企業と支給されない企業がある。近年は企業型確定拠出年金を導入している企業もあります。

年金は3階建てと言われますが、①だけもらえる人、①②が貰える人、①②③が貰える人に分かれます。

また、①は一律金額であるのに対し、②の厚生年金は企業にどのくらい勤めたか、どのぐらいの年金を支払っていたかによって貰える額が変わってきます。

では実際にいくらなのでしょうか?

平均年金で見ていきたいと思います。

国民年金 54,000円
厚生年金 148,000円
合計 202,000円

これが、平均的な年金です。

しかし、厚生年金の部分がとても大きいですよね。

女性の場合、出産で退職していたり、過去に結婚していた場合は元夫の何割かを貰っているということもあり、金額が変わります。

独身女性の平均年金は?

国民年金 54,000円
厚生年金 54,000円
合計 108,000円

いかがでしょうか。

総務省の家計調査(平成27年度)によると、独身女性の平均老後収入は11万5179円だそうです。上記試算とだいたい近いですよね。

そして・・・少ない。ですよね?

1か月20万円の生活費には半分足りません。

女性の貧困は時に社会の課題として取り上げられますが、公的な支えだけでは暮らしていけない可能性があるのです。

60歳までにどれぐらいの貯蓄を目指すべきか

60歳の定年を一つの区切りにしてみました。

それ以上に働けるとしたら、そのお給料は更に余裕を持って暮らすためのお金として、ここでの計算には含みません。

60歳から65歳までの5年間は無収入ですので、1か月20万円として、60か月(5年間)で必要なのが、1200万円

そして、65歳から90歳まで生きるとして、25年間です。

10万円は年金があるとして1か月あと10万円でが、300か月(25年間)必要とすると、3000万円

1200万円+3000万円=4200万円

年金がもっと貰える人は、もう少し少なくても大丈夫でしょう。

90歳まで生きるとも限りません。逆に100歳を超えて生きる可能性もあります。

歳を取ると病院代もかかりますし、介護が必要になってくる可能性もあります。

今から一体毎年いくら貯めればそんなにも貯まるのかと考えたら気が遠くなりました。

働ける今、蓄える・増やすことが大事

60歳になってから頑張ろうと思っても、求人も少なく、体力も衰えてきています。

それよりは未来の自分のために今頑張ることが大事。

今頑張ることで、不安を少しでも無くし、今も将来も好きなことを楽しむ余裕が生まれます。心の余裕も、金銭的な余裕も。

せっかくの人生なのですから、今を楽しく生きながら、自分に明るい未来を用意してあげたいものですよね。

今の自分にできること

では、今頑張るって、何を頑張ったら良いのでしょう?

収入アップのために資格を取る

収入アップのためにスキルを付ける

より良い収入の企業への転職も視野に入れる

今ある資産を資産運用で増やす

将来につなげる人脈をつくる

婚活をする

60歳までに返済できる額でローンを組んで家を買う

やってみたかったことにチャレンジする

本業以外に収入源を持つ

他にも色々方法がありそうですが、おすすめは、「本業以外に収入源を持つ」です。

本業以外に収入源を持つことをオススメする理由

本業以外の収入源(副業)を持つことで、他の項目も可能になるからです。

本来は自己投資に一番お金をかけるべきです。

しかし、年金問題などの現実を見て、老後資金のために貯め込むことを優先してしまうと、長い目で見ると生涯収入は低くなってしまいます。

月1万円でも、2万円でも、本業以外の収入があると、そのお金を資格勉強・スキル取得といった自己投資にまわしたり、婚活の資金にしたり、資産運用に回すことができます。

そして何より心の余裕が生まれます。

副業にも色々ありますので、自分が楽しめる趣味の延長のような副業などご自身にあったものを探してみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ

人生は長いです。

長いけれど、毎日に追われてあっという間に日々が過ぎていきます。

限られた時間の中で、自分が本当にやりたいことに取り組み、将来心穏やかに過ごすために今何ができるのか。

「今」を大切にしてこそ、「未来」も大切にできる。そう思います。

 

 

 

 

 



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