経済ゼミナール

お金の制度についてもう一度考えてみよう♪

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☆初登場☆ 財前ユキ プロフィール 27歳 学生時代はわん太郎先生の経済のゼミナールを受講。大学卒業後、IT企業に勤める傍ら、株式投資や為替を含め経済全般に多面的な視野を持つようになる。単刀直入な表現力と鋭い洞察力を持っている一方で、ややボケキャラな面がある性格。

お金の制度についてもう一度考えてみよう♪

今の時代ほど、情報がたくさん溢れているのに、先の見えないような時はないんじゃないかしら?お金や物資が有り余っているようで、足らないところとの格差がどんどんと開いてしまってるし・・・。なんかこう~、エネルギーや労力の無駄使いが多くって、困ったものだわ~。皆が平和で豊かになれるような状況はやってこないのかしら?

それにしても、今の世の中の仕組みがずっと続くのかしら?仮想通貨の台頭もあって、今はすごく大きな時代の節目に差し掛かっているような気がするわ。。。実はアメリカさん、今までお金にまつわる制度を数十年単位で変え続けてきたんだって。

そもそも、戦中1944年の「ブレトンウッズ体制」では、「金1オンス=35ドル」と定めて、ドル紙幣の価値を「金」に裏付けられるようにしていたの。これを「金本位制」といって、この固定相場制の元で日本円は1ドル=360円に固定されていたの。

アメリカさんはその当時、世界一「金」を保有していたのに、ベトナム戦争や貿易赤字の拡大がきっかけで、ドル紙幣の価値をいつまでも「金」の価値と等しく保っていることができなくなっちゃった。

金の量はだいたい決まっているから、必要以上にドル紙幣をたくさん刷ることはできなかったのね。これが「金本位制」の欠点でもあったみたい。

そこで、1971年8月、アメリカのニクソン大統領さんは、突然、「金とドルの交換停止」をマスコミで宣言しちゃった。

そこから、お金の暴走が始まることになるの~☆

アメリカのニクソンさんが「金とドルの交換停止」を宣言してから、しばらくは「金」を使わない「固定相場制」が続いていたんだけど、「金」と交換できないのでドルの価値はどんどん下がり続けちゃったの~★

アメリカさんは、「金」と交換できないドルを大量に使い続けたから、ドルに対する信用力は低くなっていったのね。だから、やがてはドルと他国通貨との「固定相場制」を維持することはできなくなっちゃった・・・。

そこで、アメリカさんは、「通貨切り下げ」という強硬手段にでるの。

例えば、今まで1ドル=360円だった『固定相場制』を、1ドル=308円に変更したのね。

でもでも、多少「ドル安」になったからといって、そのまま「固定相場制」を維持することは難しい~★なぜなら、もはや「金」と交換できないドルなんか魅力を感じないって、思う人が多くなったから。

う~ん、これはアイドルが歌を歌わなくなった場合、「人気」がなくなっちゃうことに似ているわねぇ~。そのまま女優やレポーターの道に進めばいいんでしょうけど。。。

で、アメリカさんの場合、日本やドイツさんに手伝ってもらって、ドルの価値(=人気)がなくなることを防ごうとした。つまり協調介入して、ドルを買い続ける努力をしたのね。

ドルを買う人が多ければ、ドルの安定した地位はいつまでも守られる。アイドルで言えば、支持してくれるファンがいつまでもいることが大切なのね~。アイドルだから、愛されるドルである必要があるの、なんちゃって~☆

固定相場制から変動相場制へ!

アメリカさんばしばらくの間、他国に手伝ってもらって、ドルを買い支える試みをしたんだけど、1年3ヶ月ほどしか持たなかった・・・。もはや歌を歌わないアイドルは、ファンの自助努力だけでは長続きしないのよねぇ~。

そこで、ファンの一人である日本は、これ以上ドルの人気を買い支えるのは無理~★と判断して、「固定相場制」を止めることにしたわ。だって、ドルの人気を買い支えている間に、自分の財布の中身が寂しくなってきたの。

1971年当時、「歌を歌う」という魅力(=金と交換できる)をアピールできないアイドル(=アメリカ)には、新たな富や活力を創造するパワーが減退していたのね。アイドルの魅力を維持するには、唯一、ファン(=日本・ドイツ)に身銭を切り売りしてもらうしかなかった。

ところが、ファンである日本が自腹を切っているうちに、自国通貨の円の価値がどんどん下がって、「インフレーション」の危険性が出てきちゃった。インフレとは、「物の値段の上昇」と、「お金の価値の下落」の両方を意味するのよ~。

これじゃヤバイ・・・、という事で、このままアメリカさんを支援していると、自国がパンクしちゃうと思った日本が1973年、他の国に先駆けて「固定相場制」から「変動相場制」に切り替える決断をすることになるのよねぇ~。

その後、世界の先進国は1973年3月に、日本と同じく「固定相場制」を止めて、「変動相場制」に移ることにしたの。

この時が、第二次大戦後長く続いていた「為替」の歴史が大きく転換する瞬間だったのよ~。

マネー経済の夜明け

為替が「変動相場制」になったことで、何が一番大きく変わったかというと、お金そのものを商品と見なす「マネー経済」の規模がどんどんと大きくなっていったのね。これは金融の分野に「新しい時代」の風が吹いてきた事を意味するの。

だって、「金」という実物資産に裏付けされていないドルは、それを欲しいと思う人がいる限り、輪転機でいくらでも刷ることができるから。ドルがこの世から消えることはまずあり得ないってわけね。

「変動相場制」は、全ての通貨の価値が相対的で、ある通貨を売りたい人と買いたい人の関係(=需給)で決まることになるから、ドル紙幣の数量がどんどんと増えていったわけ。

ドルが増えるとどうなるか・・・?必然的に世界中のお金の量が増えることになるわよね。ドル紙幣が10倍になれば、その数量に見合った取り引きがどこかで行われるはず。だって、ドルを持っている人は、運用して常に増やしたいと考えるから。アメリカ人の特性から言っても、ドルを金庫に入れて寝かせておく事はあまり考えられないの。

問題は、そのドルが「金」と交換できないにも関わらず、多くの人々に「信用」されているってこと。これって実は危なっかしいことなんだけど、ドルは「基軸通貨」として世界に広く使われているので、その価値を疑う人が今までほとんどいなかったのよね。

という事は、ドルを持てば持つ程に、その人はお金持ちになっていく。というか、そういう思い込みを皆が信じている。つまり、ドルの普遍性とその権力を信仰している「共同幻想」の世界に生きているわけね、私たちは・・・・。



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