PBRとPER

わん太郎・にゃん子(証券口座の開き方)

投資額を回収できる年数が分かるPERと純資産から適正株価が分かるPBR。

更新日:




今回は、株式の情報でよく目にする重要な指標であるPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)について、分かりやすく解説していきます。

実際に、特定の銘柄の株価が割安か、割高かが、判断できるようにわん太郎先生がにゃん子にレクチャーしています。

わん太郎
今日はお待ちかねの、株式投資をする際の基本的な目安というか、投資の基準について触れていこうね。
いよいよですね。じゃあ、それが理解できれば投資のコツがつかめるのかしら?
にゃん子

わん太郎
そうだね。もちろん、そればっかりではないんだけど、一番基礎になる部分はどんなことでも大切だと思うんだ。だから今日は基礎の基礎から話していこうと思うのでよ~く聞いておいてね。

は~い、よろしくお願いします!
にゃん子

重要指標である当期利益と株価収益率「PER」について理解しよう!

わん太郎
まず、株価と会社の利益の関係を表すものとして、株価収益率(=PER)というものがあるんだ。普段はPERという言葉で表しているんだ。これは、現在の株価が一株あたりの利益の何倍まで買われているかを表したものなんだ。
???なんのことか全然ピンとこないです・・・。(汗)
にゃん子
わん太郎
会社の業績である税引き後の利益(当期利益)をその会社が発行した株数の全て(総発行株式数)で割ると、一株あたりの利益(=EPS)が計算できる〉んだ。
???なんだかもっとよく分からないかも・・・。(涙)
にゃん子

わん太郎
当期利益とは、特定の企業が全ての経費を除いて1年間で稼いだ純粋なお金の量のことだよ。

わん太郎
会社四季報というのが書店で必ず販売されているから、それぞれの会社ごとに載っている当期利益(純利益)を見てごらん。当期利益(純利益)を会社の総発行株式数で割ったものが、一株あたりの利益(=EPS)なんだ。
わん太郎
もっと具体的に言うと、PERとは「後、何年で投資したお金を回収できるか」を意味している。特定の企業を買収するために必要な金額は、その企業が稼ぐお金の何年分に相当するかという風に言い換えることができるよ。
わん太郎
もし、ある銘柄(株式)をPER15倍で買った場合、それは、投資したお金を15年で回収することを見込んでいるということなんだ。
なるほどぉ~☆すごく理解できました!
にゃん子
わん太郎
出来るだけ慣れ親しんで、株価収益率(=PER)についてはしっかり理解しておいて欲しいな。一株あたりの利益も会社四季報に載っているよ。あるいは、自分が申し込んだ証券会社のHPで閲覧することが可能だ。銘柄コードを打ち込めば、現在の株価が表示され、それに関連した情報としてPERの数字も出てくる。
分かりました~!PERはしっかり頭に入れておくようにします!
にゃん子
わん太郎
基本的に、PERを使って会社の投資価値を判断するんだ。例えば、ある会社の現在の株価が600円、一株あたりの利益が30円だとすると・・・。600円÷30円=20ということで、この会社のPERは20倍、ということになるんだ。そして、もし一週間後にその会社の株価が900円になったとすると・・・。900円÷30円=30ということになるから、この会社のPERは30倍ということになるんだよ。
その倍率を見れば正しく買い時かどうか、売り時かどうかを判断することができるんですか?
にゃん子
わん太郎
そうなんだ。その倍率を見ることでその会社の株が割安か割高かを判断する目安にできるから、とっても大切だよ。初めにも言ったと思うけど、そのことをよく覚えておいてね。
自分で判断するのに絶対に必要なこと、基本中の基本なんですね。
にゃん子
よ~く覚えておきます!
にゃん子

何年で投資したお金を回収できるかが分かる「PER」を投資判断に使おう!

わん太郎
PERについて、もう少し詳しく話していくね。
はい、よろしくお願いします!
にゃん子
わん太郎
ここまではPERの倍率の出し方の説明をして、その倍率が株式投資の目安になるという話をしたけれど、じゃあ、PERは高いほうが良いのか低いほうが良いのか、どちらが良いことになるのか分かるかな?
え~っと・・・。(汗)
にゃん子
わん太郎
PERが低いということは、実際の業績に比べて株価が低いということが一般的にいえるね。ということはお買い得!ということ。逆にPERが高いということは、もう会社の業績や成長性に対する期待が既に株価の中に織り込まれていて、株価の割高感があるということがいえるんだ。
じゃあ、なるべくPERが低い会社を探せばいいんですか?
にゃん子
わん太郎
基本的にはそういうことになるんだけど、絶対的な目安ではないよ。もう会社が十分に成熟して今後の成長余力がない場合、PERが必然的に低くなってくる。その一方で、新興市場の銘柄はPER=100倍~200倍なんてのも珍しくないんだけど、それは会社の成長性を見込まれて買っているからなんだ。新興企業にはそういうところが結構ある。
わん太郎
でもやっぱり、基本の考え方は、ある会社の来期予想の一株あたりの利益がとても高くて、それに対して株価があんまり高くなかったとすると、それはお買い得ということになるね。会社四季報が発売された直後などに、そういった会社の株価は跳ね上がることが多いよ。だから会社四季報はとても役にたつよ。
会社四季報か・・・。就職活動に使ったことがあります。
にゃん子
わん太郎
もちろんそういう使い方もするけど、会社の過去の業績と株価、そして来期の業績の予想などが載っているから、それを株を買う為の良いツールにすることができるね。株はこれからの業績がどうなるかを重要視して買われるから、とにかく来期がどういう業績の見込みになっているかを見るのが大切だよ。
そうなんですね。さっそく本屋さんに行ってみようかな。ところで先生、PERが高い低いというのはどうやって見分けるんですか?
にゃん子
わん太郎
だいたいPER20倍が基本の目安になってくるね。業種によっても違うので、自分が買いたいと思った会社の株と同じ業種のPERと比べて見るのが良い方法だね。まあ、20倍~30倍のPERであれば、それはある程度適正な株価の価格だということ。逆にPERが一桁とか低いのはねらい目だね。
とにかく、一株あたりの利益を見て、それを株価で割ればいいんですね。じゃあ、株価が100円で、一株あたりの利益が20円だったとすると、100円÷20円=5倍、でかなりお買い得ということなんですね。
にゃん子
わん太郎
その通り!そういう株はねらい目だね。
なんだか少しずつ分かってきました。まずは会社四季報を買ってみて、いろいろ見比べてみようかな。
にゃん子

銘柄がお買得で割安かどうか分かる株価純資産倍率「PBR」を理解しよう!

わん太郎
これまで、PERの低い株が狙い目だっていう話をしたけど、そのことはもうバッチリ頭に入っているかな?
ええ、大丈夫!ちゃ~んと覚えていますよ♪基本中の基本ですものね!ところで先生、PERの低い株が狙い目なのは分かったんですけど、もっと他に株を買う為の目安になるようなものってないんですか?
にゃん子
わん太郎
数値で判断できるものとしては、株価純資産倍率(=PBR)というものがあるね。これは、株価が1株あたりの純資産の何倍まで買われているかを知るための数値なんだ。
???言葉だけを聞いていると全然わかんないです・・・。
にゃん子
わん太郎
つまり、会社が保有する純資産の何倍まで株式が買われているか、が分かる指標ということだね。
わん太郎
純資産っていうのは、会社が借りたお金を除いた会社の純粋な資本金のことだよ。純資産÷総発行株式数=1株あたりの純資産(BPS)、そして、株価÷1株あたりの純資産=PBR、例えば株価1000円で1株あたりの純資産が500円なら、1000円÷500円=2倍がPBRになるんだ。
わん太郎
PBRは、株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍まで買われているか、つまり1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資の尺度として大いに役立つよ。
なんだか簡単じゃないですね・・・。難しいかも・・・。
にゃん子
わん太郎
純資産自己資本とも呼ばれている。純資産は、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を意味するんだ。文字通り、一切の負債が含まれていない、会社が保有する純粋な資産のこと。その資産の内訳は、「株主資本」「評価・換算差額等」「新株予約権」に分類されている。
わん太郎
四季報に純資産のことは株主資本として載っているよ。PBRが1倍だとすると、株価と1株あたりの純資産が等しいということで、もし会社が解散しても株主に投資金額はそのまま戻ってくるという理屈になるんだ。ということは、PBRが1倍より小さい数値であれば(ただし経営不安がないこと!)、その会社の株価は割安でお買い得ということだね。
わん太郎
普通はPBRが1倍を超えていることが多いけど、株式市場全体が弱気で売り圧力が強い場合は、優良企業でも1倍を割って0.8倍くらいになることも珍しくない。
わん太郎
投資の基本として、そういう尺度があるということは分かっておいてね。
は~い!とにかく、興味のある銘柄のPERとPBRについて繰り返し確認するようにしてみます。
にゃん子
わん太郎
うん、頼もしいね!
わん太郎
対面取引が出来る証券会社の支店に行ったら、パソコンがたいてい設置されていて、そこに会社の株価コードっていう四桁の数字を打ち込んだら、株価と一緒にPERが出てくるよ。
わざわざ証券会社の支店まで行かないとダメなんですか?
にゃん子

ネット証券口座で株価・PER・PBR・四季報・業績の推移が自由に閲覧できる

わん太郎
いや、そんなことはないよ。最近はインターネットによる株式の取引がごく普通になってきて、ネット証券を中心に売買する個人投資家が増えてきているから、きちんと自分の証券口座を開いたら、株価やPER、PBR、あるいは会社四季報が載っていて今後の業績に関する情報が手に取るように分かるんだ。
そうかあ~。じゃあ、証券会社の口座を作るにはどうしたらいいんですか?実際に証券会社の窓口に行って口座開設の手続きをしないとダメなのかしら?
にゃん子
わん太郎
もちろん、それもひとつの方法なんだけど、今はインターネット上で口座開設の申し込みができるようになっているところが多いから、インターネットを使って申し込んでもいいと思うよ。
へえ~、そうなんですね。じゃあ、口座を作ってみようかな?あと、証券会社を選ぶ目安って何かありますか?
にゃん子
わん太郎
そうだね。役に立つ情報をどれだけ提供してくれるか、株を売買する時の手数料が安いかどうか、そういった基準を自分である程度設定して探してみるといいと思うよ。
分かりました!家に帰ったら、早速口座開設の手続きをしてみま~す!!
にゃん子



-わん太郎・にゃん子(証券口座の開き方)

Copyright© ファイナンシャルプランナーが教える円満生活 , 2019 All Rights Reserved.