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雇用統計とは?FXへの影響は?




毎月、月初めは雇用統計祭りが激しくなります。

投資をする人は絶対にチェックしておきたいのが雇用統計。

特にFXなど為替が関係する投資に深く関連してきますのでポイントをチェックしてみましょう。

雇用統計とは

各国の政府が発表する経済指標のひとつ。
その国の失業者がどれくらいかなど雇用に関する数値などの統計を発表するのです。

日本も当然発表していますが、重要視されるのは何といってもアメリカの雇用統計。

世界に一番影響を与えますので、アメリカの雇用統計はとても注目されており、為替などの動きにもダイレクトに影響します。そのため、雇用統計が話題になっている場合、アメリカの雇用統計のことであるケースが多いのです。

米雇用統計はアメリカの雇用に関する10数項目の経済指標が発表されますが、中でも注目されるのが、「米・非農業部門雇用者数」と「米・失業率」の2つの経済指標です。

非農業部門雇用者数とは?

米国の非農業部門に属する雇用者数の合計で発表は各事業所の給与支払い帳簿を基に労働省が発表する経済指標です。

農業以外の産業で働く就業者の増減を示しますが、経営者や自営業者は含まれません。また、業種別にも発表されますが、特に「製造業の就業者数」が注目されます。

 

失業率とは?

失業率は、労働力人口に占める失業者の割合(%)をいいます。これは、その国の雇用状況を把握する際にチェックされる代表的な経済指標で、「(失業者÷労働力人口)×100」で算出されます。

失業者の定義について、日米ともILOの基準に従い、「仕事をもたず」、「現在就業可能であり」、「仕事を探していた」の3要件を満たす者とされているが、求職活動期間や家族従業者の取り扱いで日本とアメリカでは若干の違いがあります。

 

米・雇用統計はいつ発表される?

金融市場で注目を集める米雇用統計は毎月第1金曜日の8:30(NY時間)に発表されます。

NY時間の朝8:30は、日本時間でいうとサマータイム期間は21時30分、サマータイム期間以外は22時30分になります。

発表される日時が決まっているので、発表に合わせて投資を仕掛けたり、控えたりと多くの投資家が注目しています。

 

米・雇用統計のFXへの影響

例えば、2019年6月7日(金)に発表された米雇用等統計の内容です。

この結果に相場がどう反応したかというと、ドル円相場の15分足をご覧ください。

どどんと下落している大陰線が、雇用統計発表直後です。

大陰線の高値は108.476円→安値は107.927円

円高ドル安がすすみました。

まとめ

大きく動く相場を狙って勝負を仕掛ける投資家もいれば、乱れる相場を懸念し静観する投資家もいます。

経済指標と相場をしっかりと見定めて投資をしていきたいものです。

雇用統計と相場を見定めるために

  • 雇用統計発表日時を事前に確認し、しっかりとチェックする。
  • 雇用統計が影響しそうな投資を確認しておく。
  • 雇用統計発表を見据えて準備する。(FXであれば手仕舞う・仕掛けるなど)

投資は自己責任。

経済指標もしっかり学んでお金に強くなりましょう。

 

 



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