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【月】占星術の基礎惑星について知る~幼年期から形作られた無意識的な心




月 日常感覚としての私 感情や身体 プライベート生活 無意識に心惹かれるもの

太陽が意識的な「自我」「人生の目標」を表すのに対し、月は「無意識」や自我を取り込む「感情」「気質」「肉体」などを表します。

月は太陽の光を受けて夜の闇を照らす光であり、内面意識の象徴とされます。

実際に月の満ち欠けは、人間の感情に大きな影響を与えることが知られています。

つまり、太陽のように「こうしよう、ああしよう」と意識的に表現するのではなく、「気がついたらそうなっていた、そうしていた」という素の自分です。感情や肉体の条件付けというのは意識的に習得したものではなくて、生まれてから自然に出来上がったものです。

これは心理学的に言えば、母胎環境から始まって、幼年期の間に形成された無意識的な心や身体の条件付け、感情的な反応のパターンを表しています。社会で「私」を打ち出していくのには太陽のエネルギーを意識的に使いますが、家に帰ってホッとしていると、素の私が全面に表れる、この性質をホロスコープにおける月の配置が示しています。

「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、幼年期に形成された無意識のパターンというのは、人生全般に渡って気質、性格や体質、健康において大きな影響を与えています。

いわゆるインナーチャイルド(内なる子供)を知ることに役立つので、大人になってもついやってしまう子供っぽい振る舞い、気質にまつわる弱みを心理的に成長させる必要のある点を浮き上がらせます。

月の弱点を克服することで性格的なバランスが取れてくれば、対人関係や仕事において必ず成功しやすくなります。

月は男性にとっての「結婚生活における妻像、女性運、母親との関係」も表します。

月は、意識の中の母性的な原理を示しますが、「気質」は主に母親から受け継ぐ要素が大きくなります。

それは、肉体的な素質だけでなく母親に守り育てられる中で形成される習慣によって「気質」が決定されるためです。

ホロスコープの月を見れば、プライベート生活における習慣的な態度や感情的振る舞い方、健康面における弱点や気をつけた方が良い部分をはっきりと理解することができます。

「幼年期の心のパターン」そのものを月が示しているので、各個人が持っている月の特徴を理解できれば、どのようなセラピーやヒーリング、カウンセリングが精神的問題や健康上の問題にとって、最も癒しの効果が期待できるのかが明確になります。

例えば、アロマテラピーやフラワーエッセンスといったハーブに関するもの、体調を整えることができるものの適性を知る手掛かりにもなります。

月は女性性や母性を意味し、太陽が積極的に人生を切り開いて何かを勝ち取っていこうとするのに対し、月は既にそうであるものを受容する性質、自らが能動的に動かなくても受け取る才能を意味します。

ホロスコープで月の配置が良ければ、人気運や援助運に恵まれます。逆に月の配置が悪ければ、感情面や健康面で問題が生じやすく、情緒的なトラブルが原因で対人関係を壊したり、仕事を含めた社会生活で失敗したりします。

太陽が社会的な現実生活を意味するのに対し、月は母親に守られるような安らぎを与え、自分の意識を守り癒す、プライベートな家庭生活に対する意識を暗示します。

月の影響が最も強く現れてくるのは、0歳から7歳までの年齢域です。

インドの数秘術では2に関連しています。

金融占星術 マーケット(マクロ経済・金融)から見た月の意味

地球との関係において、月の公転周期は27.3日です。地球そのものも太陽のまわりを公転しているので、月の満ち欠けの周期は29.5日となります。約2日も違います。

「月の満ち欠けの周期」=「月の公転周期」になりそうに思えますが、実際には地球が公転して動いているため、「月の満ち欠けの周期」≒「月の公転周期」であり、少しのズレが生じています。

一度、満月になった月が再び満月になるためには、月の公転(ぐるっと一周すること)よりもさらに動く必要があるのです。

ということで、まとめますと「月の公転周期」<「月の満ち欠けの周期」となります。

月は12星座をぐるっと一周するのに27.3日かかるので、一つの星座に滞在する期間は、約2.5日です。

月はマーケット(マクロ経済・金融市場)において、

大衆心理・銀・アルミ・大豆ミール・人気・不安定・一時的な動きで持続性がない

を意味します。

金融市場のサイクルにおいて、月の公転周期とよく似たものは、

個別銘柄の株価(28日)、人間の出産(29.5日)、世界の地震活動(29.6日)

となります。

月がある星座から次の星座(例・牡羊座から牡牛座)に移行する時、すなわち約2.5日で相場が変化するサイクルを示すのは、

為替のドル円時間足(56時間)

となります。

月にとって、有利な星座は蟹座(本来の座)と牡牛座(高揚の座)であり、不利な星座は山羊座(障害の座の座)と蠍座(減衰の座)なので、こうした星座に月がある時は、相場の環境認識を行う上で気を付ける必要があります。

月の対応石について

月・真珠(代替石 ムーンストーンなと)



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