占星術・スピリチュアル

【火星】占星術の基礎惑星について知る~ 勝ち抜き、生き抜いていくための競争マインド 欲求を満たし、行動を起こすための自発性~




火星 セクシャリティー(性エネルギー) 男性的な活動力 勇気 冒険心 闘争心

太陽が父親や夫としての男性性を表すとしたら、火星は恋人としての男性性、理想の男性像を表します。エネルギッシュでダイナミックな行動力、意欲、欲望などを意味し、火星の配置によって、その人がどういった行動特性やエネルギーの使い方、仕事の仕方をするのかが具体的に分かります。

また、火星はセクシャリティーを表すので、火星が強くホロスコープに出ている人は精力的でセクシーな人、あるいはスポーツ選手や仕事がバリバリできる人に多いです。逆に火星の影響がネガティブに出ていると、無気力や怠惰、自己攻撃などのセクシャリティーのブロック(抑圧)といった形で出てきます。

ただし、火星の強い人はエネルギーのはけ口(昇華の仕方)を知らないと性的に過剰欲求を持ったり、破壊的な行動を取ることもあるので注意が必要です。それは、単に労力の無駄使いやお金の使い過ぎ、浪費癖、大きな事故や怪我として出てくる場合もあります。

また火星のエネルギーを上手にコントロールし、巧みに制御する配置を持っている人は、自制心や忍耐力の強さとして我慢する能力が高く、苦労に耐えることのできる精神力を発揮する傾向があります。

芸能人や歌手、モデル、俳優などのスターには金星と火星が0度のアスペクト(角度)の人もしばしば見受けられます。

例えは、キアヌ・リーブス、中嶋美嘉、浜崎あゆみ、高岡早紀などの有名人はセックスアピールの才能を十全に活用しています。加えて、スピリチュアルなレベルでは金星と火星の0度はクンダリーニ・エネルギーとして癒し手、ヒーラーとしての才能を発揮する場合もいます。

ただし、エネルギーの扱い方が不慣れだと、火星の影響に振り回されないよう配慮する必要性も出てきます。ホロスコープを見れば、そういった気を付けるべき課題、然るべき注意点も把握できます。

ユング心理学でいうアニムスを表すので、女性の好みの男性やセックスの志向性を知ることができます。女性はこの火星(永遠に男性的な力=アニムス)を男性に投影し、その男性に恋焦がれることになります。

金星の場合と同様に、ある男性に好きな女性がいるとしたら、相手の火星の配置を知ることで、その相性を的確に判断できます。また、セクシャルな相性は、お互いの金星と火星の配置が良好かどうかによって決まってきます。

プラスとマイナスの鍵穴のようなもので、自分と相手の性的エネルギーを交換することで愛の交流が育まれることになるのです。この金星と火星の相性が良ければ、アニマとアニムスがお互いに惹かれ合い、足りないものを補い合う好ましい関係性として上手く機能してくれます。

男女関係で金星と火星が活発に作用していれば、性愛的、官能的でロマンティックなムードをいつまでも保持することが可能となります。火星の影響が最も強く現れてくるのは、35歳から44歳までの年齢域で、いわゆる働き盛りの時期に該当します。火星は対外的な積極性、攻撃性、トラブルの原因も表します。

インドの数秘術では9に関連しています。

(※北朝鮮の指導者が9を好むのも、潜在意識のレベルで闘争的態度を選んでいるのと因果関係があると思われます)

金融占星術 マーケット(マクロ経済・金融)から見た火星の意味

太陽系において、火星の公転周期は1.88年(約2年2ヶ月・火星は地球よりも外側を公転しているため会合周期が遅れる)であり、日数に直すと1.88×365.24日≒686.6512(約687日)です。

一つの星座に滞在する期間は、火星は逆行による静止状態がない場合、43日が多く、約1ヶ月半(6週間)となります。

火星が逆行する場合は、長い時で約半年間(逆行期間は約80日)も一つの星座に滞在します。

こうした火星逆行は約2年2ヶ月で1回起こります。つまり逆行期がない年もあるのです。

火星は積極性や攻撃性を持ち、競争的なので、国際情勢における緊張の高まりや戦争の脅威と関連があります。

金融市場では火星の影響力が強くなると取引量が活発になり出来高が増えたり、相場の変動が激しくなる傾向があります。

火星が木星と接合する時は投機的で事業活動が盛んになり、冥王星と接合する時は暴力的、破壊的になって金融危機を引き起こしたりします。

火星はマーケット(マクロ経済・金融市場)において、

積極性の増大による暴騰・トラブルの増大による暴落・仕手筋・ヘッジファンド・鉄鋼・事故・トラブル・軍需産業・防衛関連・灯油・原油・コーヒー

を意味します。

金融市場のサイクルにおいて、火星の公転周期とよく似たものは、

綿花消費量(23ヶ月)・織物生産高(23ヶ月)・卸売物価(23ヶ月)・半耐久財(衣類・靴・バック)の生産(23ヶ月)・灯油相場(18~23ヶ月)・原油相場(18~23ヶ月)・コーヒー相場(18~23ヶ月)・

となります。

火星のサイクルは様々な商品のメジャーサイクルと重なりやすく、

日米欧の株式指数・金(ゴールド)・英国通貨のボンド・穀物など商品のメジャーサイクル(4~6週間)

と関連しています。

火星にとって、有利な星座は牡羊座・蠍座 (本来の座)と山羊座(高揚の座)であり、不利な星座は牡牛座・天秤座(障害の座)と蟹座(減衰の座)なので、こうした星座に火星がある時は、相場の環境認識を行う上で気を付ける必要があります

火星の逆行期は、衝動的行動に駆られやすいため政治的な問題が起こりやすく、紛争や戦争の火種が発生しやすい時期です。

2016年の火星逆行期の終わりには、イギリスのEU離脱が決定し、為替相場では「まさか」と思うような事態になって英国通貨のポンドが大暴落しました。

火星の対応石について

火星・レッドコーラル(代替石 カーネリアンなど)



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